火災保険で屋根修理!自然災害被害に備える知識とトラブル回避のポイント
更新日 : 2024年11月15日
更新日 : 2024年11月15日
突然発生した屋根被害の強い味方である「火災保険」。
火災保険を使って屋根修理を行う際、まず注意すべき点はどのような被害が対象になるのかということです(^▽^)/
また、火災保険は悪質な業者に申請や工事を依頼するとトラブルが発生するケースも多いため、安全に屋根修理を進めるための情報を本記事でお伝えしたいと思います。
火災保険の対象になる屋根修理とは
火災保険の主な対象は自然災害による屋根被害
火災保険は主に自然災害による被害を対象としています。
つまり、台風などの自然災害が原因で屋根に被害が生じた場合は、火災保険を利用して修理をすることが可能です。
よく挙げられるのは、台風による棟板金の飛散や瓦のズレ・崩落といった風災の被害です。
また、勢力の強い台風では強風に運ばれてきた飛来物が屋根に衝突し破損するといった被害も考えられますが、これも風災に該当します。
その他、2023年には千葉県の一部にもゴルフボール大の雹が降り注ぎ、お住いの雨樋やベランダの波板屋根などを破損させる雹災が発生しています。
ご加入されている火災保険のプランにもよりますが、「風災」「火災」「雪災」「雹災」は補償範囲というものが多い印象です(^▽^)/
経年劣化による雨漏りなどは対象外
一方で、経年劣化による屋根の雨漏りなどは火災保険の対象外となることが多いです。
屋根からの主な雨漏り原因は防水シートの劣化によるものです。
防水シートは屋根材の下で雨水を遮断する重要な役割を果たしていますが、外部に露出している訳ではないため自然災害による破損などは基本的に発生しません。
そのため、防水シートの傷みを火災保険で修繕することはできないのです。
雨樋の詰まりによる雨漏りも、基本的にはメンテナンス不足として扱われますので、火災保険の申請は難しいでしょう(-_-;
ですが、例えば「台風で棟板金が浮いてしまい、そこから雨水が浸入して雨漏りが発生している」といったケースですと、棟板金の修繕には火災保険が適用できます。
ただし、そのような状況では棟板金だけを直したとしても根本的な解決にはなりませんので、防水シートを新しくするためのリフォームを検討した方が後々の被害を減らすことに繋がります。
総じて、屋根の劣化や老朽化による雨漏りは定期的なメンテナンスで対応することが重要です。
火災保険のトラブルに注意
火災保険を利用して屋根修理やリフォームを行う際には、トラブルに巻き込まれないための注意が必要です(-_-;
火災保険は申請のために工事の見積書や被害箇所の写真・報告書を求められますが、それらはご自身で用意することが難しいため、屋根修理業者に作成を依頼します。
ですが、この段階で悪質な業者に依頼をしてしまうと、火災保険を活用したトラブルに発展してしまう可能性があるのです。
点検商法に使われやすい火災保険
「屋根の板金が浮いているので直した方が良い。今すぐ点検しましょうか?」と、突然訪問してきた業者に不具合を指摘されたことはありませんか?
これは「点検商法」という、不要な工事契約を持ちかけるためのよくある手口です。
点検商法はかなり問題となっており、実際に「点検商法」というキーワードで検索をかけてみると、トップには警視庁による注意喚起ページが出てくるほどです。
点検商法では一見親切にも思える点検の申し出をしてきますが、実は屋根の上でわざと破損被害を作り出し、それをあたかも以前から発生していたものとして報告・修理の契約を結ぼうとする悪質な詐欺の可能性があります。
そこでよく使われるのが「火災保険で直せるので修理の契約をしましょう」であったり、「火災保険の申請をサポートするので、診断のために屋根に上がらせてください」といった勧誘です。
悪質な業者は後に高額な手数料として保険金の一部を請求してきたり、そもそもの工事金額が相場より高く設定されていたというようなトラブルを起こします。
注意が必要であり、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
「自己負担ゼロ」を強調する業者に注意
全額補償を謳う業者にも注意が必要です。
火災保険は被害の修繕費用を補償してくれますが、自己負担が完全にゼロになるケースは限られています。
そのため、全額補償を異様に強調する業者は、とにかく契約を結んでしまおうという悪質な考えで動いているかもしれません。
過剰な宣伝に惑わされず、契約内容を十分に確認することが大切です。
火災保険のトラブルを避けるためには?
トラブルを避けるためには、過去の実績や口コミなどをチェックすることが重要です。
信頼できる業者であれば、過去の施工実績やお客様からのアンケートを公開していることが多いです。
私たち街の屋根やさんでも、過去の施工事例とお客様からの声をサイト内にて豊富に公開しておりますで、ぜひチェックの上で火災保険についてのご相談をいただければと思います(^▽^)/
▼火災保険を活用して工事を行った過去事例リンク
>>強風被害による波板の変形を、火災保険を申請して交換工事(税込22万円)
>>強風で飛散した棟板金の修理を火災保険申請から工事完了まで対応(税込6万円)
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