倉庫や工場の屋根工事!カバー工法がおすすめな理由とは?
更新日 : 2024年09月14日
更新日 : 2024年09月14日
倉庫や工場の屋根は中で働く従業員の安全を守り、施設内の設備や製品・資材を保護する役割を果たしています。
適切な屋根のメンテナンスや工事は、倉庫の機能と耐久性を維持するために不可欠です。
戸建住宅の屋根と同じく、倉庫・工場の屋根も経年劣化すれば雨漏りや屋根の破損といった被害が起こりえます。
本記事では、倉庫の屋根工事について詳しく解説します。
倉庫や工場に用いられる屋根材
倉庫や工場などの大型建造物では主に以下の屋根材が多く使用されます。
大波スレート
波型に加工されたスレート屋根材で、外壁に用いられることもあります。
素材がセメントと繊維材料であることは一般的な住宅用のスレートと同じですが、厚みがあり(6.3mm~8mmが一般的)耐久性に優れます。
また、耐火性にも優れ、法定不燃材料にも指定されています。
2004年以前に建てられた建物の場合、スレートにアスベストを含有している可能性が高くなります。
屋根材を細かく粉砕しない限り、健康被害の恐れはありませんが、処分にかかるコストが高くなります。
ガルバリウム鋼板(折板屋根)
軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板を波型に折り曲げて施工することで、さらに耐久性が高めた金属の屋根です。
長尺での施工が容易であり、大型建造物への施工に適している屋根です。
施工の自由度も高く、湾曲している屋根でも問題なく施工することができます。
屋根工事の種類
屋根塗装
屋根材を雨水から保護するために必要なメンテナンスです。
屋根材がスレートの場合には、スレートが雨水を吸って劣化するのを防ぎ、屋根材がガルバリウム鋼板の場合には雨水によって錆が発生するのを防ぎます。
屋根カバー(重ね葺き)工事
経年劣化が進み、屋根塗装では保護できなくなった場合に行う屋根の改修工事です。
現在の屋根材の上から新しい屋根材を設置します。
廃材があまり出ず、撤去費用が掛からないので経済的です。
さらに、屋根が2重になるため、断熱性能・遮音性能が向上します。大波スレートや折半屋根は屋根下地が設置されないことも多いので、うれしい効果ですね。
屋根葺き替え工事
カバー工法と同じく、屋根の改修工事で、既存の屋根を撤去してから新しい屋根材を設置する方法です。
屋根の劣化が著しく、カバー工法が適さない場合に施工されることが多いです。
劣化・破損が局所的なものであれば、部分的な張り替えで対応することも可能です。
屋根カバー工事がおすすめな理由
工場や倉庫屋根の改修(リフォーム)工事には、屋根カバー工法がおすすめです。
葺き替え工事よりもコストが安いことはもちろん、工事中も建物が稼働し続けられることが大きなメリットです。
葺き替え工事の場合には、屋根がなくなるタイミングが発生するため、生産ラインを止める必要があり、場合によっては設備や資材も移動しなくてはなりません。
そうなれば、工事のコストだけでなく、稼働できない間の機会損失も負担になりますが、屋根カバー工事であればその心配はいりません。
但し、既存の屋根がカバー工事に耐えられない程劣化が進んでいる場合は、カバー工事を行うことができない場合もある点に注意してください。
そのため、屋根の状態や事業の都合に合わせ、てきした工法を選ぶようにしましょう。
まとめ
倉庫の屋根工事は、建物の機能性と耐久性を維持するために重要な投資です。
定期的な点検と適切なメンテナンスにより、大規模な工事の必要性を減らし、長期的なコスト削減につながります。
屋根工事を検討する際は、専門家の意見を聞き、建物の状況や予算に応じた最適な選択をすることが大切です。
適切な屋根管理は、倉庫の価値を維持し、事業の安定的な運営に貢献します。
倉庫の屋根を補修した事例を紹介
街の屋根やさんでは、数多くの工場・倉庫の屋根の補修・メンテナンス実績があります。
その中から、大波スレート屋根の張替えを行った施工事例を紹介します(^_^)/
台風被害によってスレートが飛散してしまった倉庫の屋根修理
千葉県市原市にある大波スレート屋根の倉庫が、台風被害にあってしまいました。
強風によって屋根材が飛散してしまい、屋根がなくなってしまったと大変お困りの様子でした。
現地へ伺い、屋根に上ると棟部分のスレートがなくなっていました。
雨漏りし、中の資材が傷んでしまうからと、お客様自身で防水シートによる養生をされていました。
※たとえ傾斜の緩い屋根であっても、屋根の上に上がる行為は大変危険ですのでお控えください。
今回は、飛散してしまった部分に新しいスレート設置する工事をお任せいただくことになりました。
スレートの設置
こうした大型建造物の屋根は、塗装メンテナンスされないことが多いのですが、こちらの倉庫では数年前に塗装されているとのことで、比較的綺麗な状態を保っていました。
既存のスレートの山形に合うよう、新しい大波スレート設置の作業を進めていきます。
工事完了
無事にスレートの交換工事が完了しました。
短い工期で工事が完了し、お客様にもご安心いただけました。
倉庫や工場などの大型建造物では、工期やコストの問題からついついメンテナンスが疎かになりがちです。
街の屋根やさんでは、お客様の要望をできる限り叶える形で工事のご提案を行っています。
ラインを止めたくない、できるだけコストを抑えたいといった方は、街の屋根やさんへご相談・ご依頼ください。
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