ラバーロック工法ってなに?瓦屋根の地震対策
更新日 : 2024年03月08日
更新日 : 2024年03月08日
ラバーロック工法は瓦同士をコーキングで固定する工法です。
瓦同士を固定することで、地震や強風によって瓦のズレや落下が起こらないように対策する目的で行われています。
しかし、ラバーロック工法には大きなリスクが潜んでいます。
ラバーロック工法を勧める業者の中には、リスクについての説明を行わず、良いところだけ説明して契約に結びつけようとしてきます。
こちらの記事では、ラバーロック工法のリスクやトラブルについて解説します。
ラバーロック工法が抱えるリスク
雨漏りを助長する
瓦と瓦をシーリングで固定するラバーロック工法ですが、写真のように四隅全てにがっちりとコーキングする業者がいます。
この様に施工すると、屋根材の内側に入り込んだ雨水や湿気を外に排出できなくなり、雨漏りの原因となります。
大きな地震には逆効果に
日本で度々発生する大きな地震災害では、ラバーロック工法は意味を成しません。
屋根瓦が大きな塊となって落ちてくる可能性が高くなり、却って危険ともいえるでしょう。
地震対策であれば、釘の増し打ちや防災瓦への葺き替えをおすすめいたします。
ラバーロック工法はおすすめできません
街の屋根やさんにも、ラバーロック工法を施工してほしいというご相談をいただきます。
しかし、これだけのリスクが伴う工法を、お客様のお住まいに施工することはできませんので、街の屋根やさんではお断りしています。
その代わり、リスクが伴わず、地震対策として確実な効果のある防災瓦や軽量な屋根材への葺き替えをご提案しています(^_^)/
訪問営業には要注意!
ラバーロック工法は、悪徳業者が良くセールスに使う工法です。
本来であれば20万円程度で施工できる工事ですが、悪徳業者の場合には100万円、200万円という見積りを出してきます。
近年では瓦の固定化(釘止め)が義務付けれらていますが、築年数が経ったお住まいではまだまだ釘止めされていない瓦屋根も多くあります。
そういったご家庭は高齢者がお住まいなことも多く、悪徳訪問業者のターゲットになりやすくなります。
ラバーロック工法の営業に限らず、突然訪問してきて屋根工事を勧めてくる業者には注意が必要です。
必ず他の業者にも点検や見積りを依頼しましょう。
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