瓦とコロニアルそれぞれの特徴やメンテナンスについてご紹介します
更新日 : 2021年06月09日
更新日 : 2021年06月09日
国内で最も使用されている屋根材といえば、コロニアルやカラーベストと呼ばれるスレート屋根や瓦などではないでしょうか。特にスレート屋根は現在最も主流とされている屋根材です。この記事ではスレート屋根、瓦それぞれの特徴やメンテナンスについてご紹介していきたいとおもいます。
この記事はおおよそ5分で読むことができます。
スレート屋根、コロニアル・カラーベストとは
コロニアル、カラーベストといった名前を聞くことも多いかと思いますがこれらは、ケイミュー株式会社が販売しているスレート屋根材の商品名になります。
横幅910mm、縦幅414mmで薄型で、シンプルでありカラーバリエーションが豊富なスレート屋根はどんなお住いにも合いやすい上に、軽量で軽い屋根材であるため耐震性の向上にも優れています。また屋根材の中でも比較的安価であることから新築時にもハウスメーカーや多くの工務店でも採用されています。
スレート屋根は主にセメントが主成分となっているため、屋根材自体に防水性が備わっておりません。そのため屋根塗装を定期的に行い屋根に防水性を持たせているのです。ですので、スレート屋根の場合は定期的に塗装によるメンテナンスがかかせません。メンテナンスを怠ると次第に劣化症状が進み雨漏りを引き起こす可能性も高くなります。
スレート屋根のメンテナンス
スレート屋根の耐用年数は約20~30年とされています。しかしこれは定期的にメンテナンスをされている場合になります。劣化の進行とともに適切なメンテナンスを心がける必要があります。
・新築から7年~10年の場合
屋根塗装で美観と防水性を回復させましょう。
15年以上といった耐久性が期待できるフッ素塗料などと比較して新築時の屋根材に使用されている塗料にはそこまでの耐久性が期待できません。紫外線や直射日光、雨などを1年を通して浴び続けているため、お住いの立地環境などにもより早くて5年程度で劣化が始まり徐々に塗膜が剥がれていきます。塗膜が剥がれてくるとそろそろメンテナンスの時期とされます。そのため新築から7年~10年ほど経ったお住いの場合は一度屋根の点検を行い塗装によるメンテナンスを検討することをお勧めします。
新築から10年~15年
屋根の天辺に設置されている棟板金の交換を行う時期になります。棟板金も雨や紫外線などで劣化していきます。劣化した状態がつづくと最悪の場合は強風に煽られて飛散することもあります。そのため塗装によるメンテナンスを行う際に一緒に点検とメンテナンスを行ことがお勧めです。
新築から20年~30年
スレートの寿命年数ということもあり、屋根カバー工法や葺き替え工事を検討することがおすすめです。定期的に行う塗装と違いカバー工法や葺き替え工事は屋根材自体を新しくするリフォームになります。
葺き替えが良いか、カバー工法が良いかは屋根の劣化状態を考慮し行うことがお勧めです。
瓦屋根について
古くから使用されているイメージのある瓦ですが、瓦屋根はその形状や使用している材質によっても分類することができます。また、瓦の種類によってはメンテナンス方法も異なります。
和瓦
日本瓦とも呼ばれている和瓦は粘土を使用して焼き上げています。釉薬を使用し表面をコーティングしている瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類に大別されますが産出している地方によって名前が付けられたり使用する粘土や焼成温度によって特徴が異なったりと実は奥が深い瓦なのです。和瓦の中でも有名なのが日本三大瓦(三州瓦・石州瓦・淡路瓦)になります。
洋瓦
海外の住宅で使用されているようなおしゃれな瓦を指す洋瓦は和風住宅で見慣れている形状とは異なり大きくわけて2種類ありあす。
S字瓦
スパニッシュが由来のS字瓦は和瓦よりも丸みを帯びており洋風住宅にマッチするかわいらしいデザインが特徴です。
・平板瓦
屋根面がフラットに仕上がっていてシャープな印象を与えてくれる平板瓦。太陽光パネルの設置が容易なポイントも人気な理由です。
瓦屋根のメンテナンス
和瓦、洋瓦のメンテナンス方法
粘土を焼いて形成されている和瓦・洋瓦は塗装を行う必要がありません。もともと釉薬によって色を付けられるものもありますし、焼くことで粘土の色の変化を楽しんだり燻されて色をつけられるものもあります。しかし塗装が不必要とされていてもメンテナンスが全く必要ないというわけではありません。瓦のズレや割れ、棟瓦の歪みや崩れ、漆喰などは定期的な点検とメンテナンスをする必要があります。また防水紙の劣化もあります。
セメント瓦、乾式コンクリート瓦のメンテナンス方法
粘土瓦の変わりに一時期流行したのがセメント瓦とコンクリート瓦です。名前の通り主成分はセメント、コンクリートを使用していますので、スレート屋根同様に定期的に塗装を行う必要があります。
瓦とコロニアル、どちらがいいの?
上記でご紹介した通り瓦とコロニアルにはそれぞれ特徴があります。瓦とコロニアルのどちらの屋根がおすすめか、目的別にご紹介いたします。
・耐久性を求める→瓦
瓦屋根の耐用年数は50〜100年ととても長持ちなので、今後何十年も住まれる予定の方には瓦屋根をおすすめします。
・将来かかるメンテナンス費用を抑えたい→瓦
瓦自体は耐久性が高いため壊れない限り交換は必要ありません。そのためコロニアル屋根よりもメンテナンス費用を抑えることができます。しかし瓦より先に漆喰や防水紙、野地板の寿命がきてしまいますのでそれらのメンテナンスは必要です。
・デザイン性を求める→瓦
好みは人それぞれですが、日本の伝統的な瓦にはやはり重厚感があります。また、洋風な見た目の洋瓦もあり、和風・洋風どちらのお住まいにもマッチします。
・初期費用を抑えたい→コロニアル
初期費用を抑えたい方にはコロニアルがおすすめです。しかしコロニアルは定期的なメンテナンスが欠かせませんので、メンテナンス費用はかかってしまいます。
・耐震性を求める→コロニアル
コロニアルは軽量なので、瓦に比べて耐震性に優れています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事ではスレート屋根(コロニアル、カラーベスト)と瓦の特徴やメンテナンス方法についてご紹介いたしました。
屋根材によってメンテナンス方法は異なりますが、いずれもメンテナンスが不必要といった屋根材はありません。そのため定期的に点検とメンテナンスを心がけることが大切です。街の屋根やさん千葉では、屋根の点検やご相談、見積もりを無料で行っております。現在お住いのメンテナンスをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
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Q3.弊社をどのように探しましたか?
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Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
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Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
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Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
聞きたかったことに答えて下さりありがたかったです。