テラスの屋根修理をする上で知っておきたい6つのポイント
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
テラスの屋根修理をする上で欠かせない6つのポイントをお教えします
テラスは建物一階部分から張り出たスペースのことです。テラスのそもそもの意味は大地などを指しており、地面より一段高くなったところに建物からの出入りだけでなく、庭からも入ることができるように設けたスペースのことを指します。テラス部分にテーブルセットを置いてお茶などを楽しむ他、バーベキューなどのアウトドアな遊びもできますし、夏の夕涼みや秋に虫の声を聴く、四季の星空を観察して星座を楽しむなど、その用途は工夫次第で無限大です。
テラスは便利な上に生活に潤いを与えてくれるものですが、年数が経てば汚れたり破損したりしてお手入れが必要になります。このページではテラス屋根を修理する上で知っておきたいポイントを6つご紹介いたします。
テラスに屋根がある場合のメリットとデメリット
テラスには屋根付きのものと屋根なしのものがあり、どちらも魅力的です。屋根があるテラスの場合は次のような利便性が付いてきます。
・雨天を気にせず、快適にテラスを使用することができる
・日差しが当たりにくいので、紫外線を気にせず楽しめる
・風雨や紫外線の影響を受けにくいのでテラスに設置したテーブルセットなどの汚れや劣化を防げる
逆に屋根があることで、デメリットが発生することもあります。
・二階からの落雪、台風などの強風で屋根など破損してしまうケースがある
・空が直接見えなくなるので、解放感が少なくなる
・隣接するお部屋に日差しが入りにくくなる
屋根のあることによるメリットとデメリット、痛し痒しですよね。このような時は自分の目的や用途に合わせて屋根の必要性について考えてみてはいかがでしょうか。お庭のお手入れに使うガーデニングなどの道具を置いたりする場合は屋根が合った方が便利ですよね。植物を育てるプランターを置いたり、柔らかな日差しの下でお茶を楽しみたいという方には屋根は不用かもしれません。
テラス屋根の破損する主な原因
テラスの屋根が破損する原因には様々なものがありますが、一番多くお問い合わせをいただくのは台風などの強風被害です。テラスは建物から張り出ていることから、建物側以外の3方向から風の影響を受けます。屋根を固定している金具の一部が外れるとその影響で屋根材自体が大きく剥がれてしまうケースもあります。
ご自宅の被害だけでなく、飛散した屋根材がご近隣の建物まで破損させてしまう可能性もあるため、定期的にテラスの屋根がしっかりと固定されているかチェックしておきましょう。
また、屋根材は経年によっても脆くなります。屋根にはポリカや塩ビなどが使われていますが、その種類によっても耐用年数が変わってきますので、経過した年数を考慮して定期的なメンテナンスをすることも大切です。
経年劣化でもろくなったポリカーボネートの屋根が、強風の影響で割れてしまったり、外れてしまったり、屋根に積もった雪の重みで支柱が折れ曲がってしまうこともあります。金属の支柱に軽量の屋根というと強固に見えますが、人が生活することを前提に作られたお家に較べれば簡素な造りです。そのことを忘れないでください。
テラス屋根に使われる屋根材
▼ポリカーボネート
耐久性や紫外線カットなどの機能性の高さから、最近の主流はポリカーボネートです。以前はアクリルなども多く使われていましたが、20倍以上の衝撃に耐えられるポリカーボネートの方が耐久性に富んでいるため、多く用いられるようになりました。熱線吸収や熱線を遮断するといった機能を持ったポリカも存在し、これらは屋根からの熱射を防いでくれるため、夏場を快適に過ごすことが可能です。耐用年数は10年程度と言われています。
▼折板屋根
ガルバリウム鋼板やステンレスなどの鋼板を台形型に折り曲げた金属屋根材です。ポリカ―ボネートや塩化ビニールなどと比較すると遮光性も高く、衝撃にも強いのですが、日差しを全く通さないためにテラスとしての開放感が失われるというデメリットがあります。
▼塩化ビニール
短縮して塩ビとも言われるこの屋根材は昔から馴染みのある屋根材です。ホームセンターなどで手軽に購入することができる上、軽量で柔らかく加工がしやすいという特長があります。採光性が高いことからテラスの屋根の他、ベランダの屋根などにも良く使われていました。しかし紫外線に弱く、耐用年数も3年程度しかないため、現在ではポリカーボネートへの代替が進んでいます。ガラスネット入りの塩化ビニールは見た目が強そうですが、それでも耐用年数はポリカーボネイトの半分で5年程度です。
▼ガーデンハット
テント生地(ポリエステル繊維やアクリル繊維など)を屋根として加工したものです。可動式で天候や用途によって折り畳みや収納ができ、お洒落なカフェのような景観も人気です。使用される生地によって耐用年数は変わりますが、必要な時だけ屋根を出すようにしたり、ダメージを考慮して強風前に収納するなどといった使用をすれば寿命を延ばすこともかのうです。
透明な波板はポリカーボネート製の屋根材で、固定には専用の留め具が用いられます。骨組みが木製の場合は打ち込んで固定、金属製の骨組みの場合はボルトで固定します。
折板屋根は金属製なのでポリカーボネートや塩化ビニール製よりも重いのですが、耐久性では群を抜いており、耐用年数が一番長い屋根材となります。
テラス屋根の修理の種類
強風や落雪、経年劣化で屋根材が破損してしまった場合、支柱や基礎などが問題なければ屋根材だけの修復や交換が可能です。街の屋根やさんでは一般的なポリカ波板を使った工事の場合、6尺6枚で18,000円から承っております。
▼支柱・基礎工事
強風や雪害で屋根材だけでなく、支柱が曲がったり折れたりしてしまうと支柱の工事も必要になります。支柱は壁付けタイプと独立のタイプとで金額が異なります。壁付けの方が支柱基礎工事費用が若干安めとなる傾向があります。
▼テラス屋根の雨樋
一般的な住宅の雨樋同様、テラスの屋根にも雨樋が設けられていることもあります。強風や雪、経年劣化などで壊れてしまうことや、排水用の竪樋が落ち葉などで詰まってしまうことも同様に起こりえます。また、くさり樋といって竪樋と同じ役目をするものがあり、こちらは樹脂製だったりすると経年劣化でちぎれてしまうこともあります。
ポリカーボネートの屋根材を使ったテラス屋根の修理の様子です。外壁との境界部分にはシーリング材が専用のシーリングガンなどで注入されます。
火災保険を使えばテラス屋根を無料で修理できることも
あまり知られていませんが、テラス屋根の破損した原因が自然災害の場合、火災保険の補償対象になるケースがあります。火災保険という名前から火災だけや、住居だけに適用されると思われがちですが、契約内容によってはテラスやカーポートも保証の対象に含まれます。
自然災害においては台風などの風災、雪災、雹災、落雷による被災が補償対象です。
契約内容によってはカーポート、玄関手すり、塀や門、垣根などが補償対象になります。
これらの自然災害は火災保険で補修することが可能です。
街の屋根やさんでは火災保険に精通したスタッフが対応させていただきますので、保険申請に必要な書類や写真撮影、手続きなどをサポートします。※火災保険についての詳細はこちら
火災保険を利用する際の注意点や流れ
火災保険が利用できれば、自己負担が少なく済みます。そのために、火災保険を利用する際の注意点や流れをしっかり理解しておきましょう。
まず、当たり前ですが、経年劣化や車をぶつけたなど自然災害以外の理由での破損には火災保険は適応されません。必要なものは破損時の写真です。なので、修理をする前に必ず写真を撮っておきましょう。火災保険契約後に設置したテラス屋根は、火災保険適用対象外となる可能性があります。免責がある場合、修理費が免責を上回っているか確認しましょう。下回っている場合、火災保険は支払われません。合わせて、補償の対象となる金額も確認するのも大切です。破損から3年が経過すると、保険適用対象外になるので気を付けましょう。
火災保険を申請する際は次のような流れとなります。まず、保険申請をサポートしている専門業者、火災保険会社へ連絡します。その後、専門業者が破損部を確認し、見積書を作成します。その見積書を保険会社へ提出し、保険会社が損害額を確定し、支払われます。保険金の振り込みには時間がかかる場合があるので注意しましょう。
専門業者に頼まなくても、ご自身で火災保険の申請ができると考える方もいるかもしれませんが、保険申請をサポートしている業者に依頼するほうが安心できます。
テラスの屋根のDIYで無理をするのは厳禁です
ベランダやバルコニーと近い構造のテラス屋根は地上からの高さがそれほどないためDIYで修理する方もいらっしゃいます。ポリカーボネートや塩化ビニールの波板などは手軽に入手することもでき、脚立とちょっとした工具があればご自分で補修することも可能でしょう。普段から日曜大工をやって慣れている方ならまだしも、不慣れな方は危険な目に遭うかもしれません。無理をせずに専門業者へ修理を依頼するようにしましょう。
火災保険で直せるのであればなおさらです。自ら不慣れで作業をし、怪我はしなかったまでも、危険な目に遭い、中途半端な修理なってしまったら、後悔するだけです。プロにしっかりとした工事をしてもらった方が、耐用年数的にも有利であることは間違いありません。強風が吹くたびに「自分で修理したところは大丈夫だろうか」という不安を感じることもありません。
特に台風の場合は通過した後も突風が吹く恐れがあり、実際に落下して怪我をされるケースが多く報告されています。一見して簡単そうな作業も不安定な脚立や梯子の上ではなかなか思うようにいかないものです。このような事故の報道は全国的なニュースになることは少なく、地方版やその地域に特化した新聞で報道されるだけです。毎年のように同じようなケースの事故が繰り返されていることを見ると、本当にその危険性が知られていないように思えます。「ベランダやバルコニーと似た構造だし、それよりも低い位置にあるから大丈夫だろう」という判断は多くの場合、間違っていることが多いのです。
街の屋根やさんでは現地調査から工事のお見積りまで無料で行っております。火災保険への申請についてもしっかりとアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。
※お問い合わせから点検、工事まで流れについてはこちらのページも合わせてご参照ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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