作られてしまうと厄介な鳥の巣を鳥除けグッズで防止しよう
更新日 : 2021年07月09日
更新日 : 2021年07月09日
3月からは野鳥達の繁殖期となり、ウグイスをはじめとした鳥の鳴き声などを楽しむことができる一方で、お家に鳥の巣などが作られてしまうという困ったことも起きがちな季節です。鳥の巣を作られることによって糞の被害はもちろんのこと、作られた場所の傷みますし、ダニやカビもそこに発生します。鳥の卵や雛を狙う蛇や小動物も寄ってきます。しかも、厄介なことに巣に卵や雛などがいると撤去することが禁じられています。巣立たない限りは撤去できないのです。このページでは予防するための鳥除けをご紹介いたします。
※このページは約6分程度で読了できます。
鳥の巣を勝手に撤去するのは鳥獣保護法違反!
お庭やベランダ、バルコニーに鳥の糞が集中して落ちている場所はありませんか。もしかしたら、その上には鳥の巣があるのかもしれません。鳥自体はかわいいものですけど、自宅に巣を作られると厄介です。先述のとおり、糞害が発生しますし、その糞にはダニも付きます。また、巣の卵や雛を狙って蛇や猫といった小動物が近寄ってきます。どう考えても居住者にとって好ましい場所ではなくなります。
この鳥の巣、作られてしまったら気付いた時点で取り除けばいいのではないかと思いますが、卵や雛がいる限り、取り除くことは鳥獣保護法で禁じられています。自分が所有している建物や敷地内であっても、法律違反になるのです。
野鳥なのに人間の住居に営巣する理由とは
ほとんどの野生動物は人間の姿を見ると逃げます。鳥も逃げますが、何でわざわざ人間が住んでいるところに巣を作るのでしょうか。これは人間がいると、他の外敵が寄ってこないからです。野生動物に較べれば、人間なんて安全なものです。鳥を捕獲しようとする人間はごく少数ですし、捕獲の対象となる鳥もごく少数です。おまけに野生動物は人間を避けます。さらに人間が作った建物は素晴らしく、雨風もへっちゃらだし、森の中よりも快適に過ごせるからです。
鳥除けグッズで対策しよう
鳥が巣を作るのは3~5月の繁殖期で、卵を産み、雛を育てるためです。したがって、巣作りがはじまった時点でこの先、巣が取り除けなくなることは分かっています。巣作りがはじまった時点で運よく、気付ければいいのですが、鳥が巣を作りそうなところを何ヵ所も四六時中見張っているというわけにもいきません。日中はお仕事でお家にいないという方も多いと思います。また、鳥はかなりのガッツの持ち主で、巣作りの途中で壊されても、また作り始めます。再度、取り除いても、また作り始めます。いたちごっこになってしまうので、まずは作られないようにするのが肝心です。
世の中にはさまざまな鳥除けがありますが、最も効果があるのは物理的な対策グッズだそうです。鳥が入り込まないようにする鳥除けネット、鳥の足場をなくすトゲトゲマットなどが効果的と言われています。
中には効き目の無いグッズも
音や光で鳥を寄せ付けないグッズもありますが、これらの効果があるのは最初のうちだけで、鳥が慣れてしまうと効き目がないと言われています。そのため、最近では音の出方や光方のパターンが何種類もあり、ランダムで選ばれるものも製品化されています。
私達、街の屋根やさんでは屋根への鳥除けなどの設置も行っています。鳥の巣が高所にあって困っているという方はご相談ください。
鳥除けグッズ
・CD
CDなどキラキラしたものは昔から鳥除けによく使われます。鳥は太陽の光が反射しているのを嫌がるそうで、これに基づいてCDを吊すのが効果的とされていました。最初は驚いて近寄ってこないかもしれませんが、慣れてくると効果がなくなってしまいます。特に鳩は縄張り意識が強いため、巣の近くにCDを吊るしてもあまり意味はないようです。
・フクロウなど鳥の天敵の形をしたグッズ
フクロウや蛇など鳥の天敵となるものの形をしたグッズをホームセンターなどで見かけますが、これもCDを同じように一時的には効果がありますが、鳥が自分に危害を与えないとわかると寄ってくるようになってしまいます。
・磁石
磁石を置いたり吊すという鳥除けもあります。鳥は磁気を感知するため、磁石を置いて鳥に不快感を与え寄せ付けない方法です。しかし一般的に売られている磁石では小さすぎるため効果が期待できません。鳥が入るほどの大きな磁場を作れるほどの大きさの磁石でないと意味がないそうです。
・ネット
先ほどもご説明したとおり鳥除けネットで物理的に鳥を寄せ付けない方法が1番効果があります。ネットにもいろいろな種類があり、ゴミ捨て場には網目の細かいものがおすすめです。また、景観を損なわないような透明なネットもあります。
フンの清掃も重要!
鳥除けグッズの設置同様、フンの清掃も鳥除けに効果的と言われています。鳥は自分のフンを頼りに同じ場所へ戻ってくる習性があります。特に鳩は帰巣本能が高く、ネットやトゲトゲマットなどの鳥除けグッズを設置しても戻ってきてしまいます。また、鳥のフンには様々な菌があり、体に影響する可能性もありますのでフンの清掃は重要です。
フンの清掃方法
まずはフンにお湯やぬるま湯をかけてふやかすことで落としやすくなります。菌が舞い上がるのも防ぐことができます。フンがふやけたら新聞紙や雑巾、ブラシなどでフンを落とします。その後、水やお湯で洗い流し、消毒をすれば完了です。念のため、マスクやゴム手袋を装着して清掃を行うことをおすすめします。
また、洗濯物にフンがついてしまった場合、そのまま洗濯機に入れるのは他の洗濯物に菌がついてしまう恐れがありますのでやめましょう。フンがついたらすぐに手洗いをしましょう。放置しておくとどんどん落ちにくくなってしまいます。きちんと手洗いした後は洗濯機に入れても問題ありません。
鳥に巣を作られやすいところベスト4
1.戸袋
雨戸を開け閉めをほぼ行わないところはもちろん、頻繁に行っていても巣が作られてしまうこともあります。戸袋内部は狭く、天敵の動物が入ってこれないところに人気があるようです。雨戸や戸袋の出し入れ口に枯れ草があった場合は要注意です。鳥が巣作りするために持ってきたものの可能性が高いです。
2.瓦屋根の瓦の下
屋根葺き替えや屋根葺き直しで、年月が経過したお家の瓦を撤去していくと必ずといっていいほど鳥の巣を発見することができます。瓦と野地板の間のあの狭い空間に巣を作って、子育てまでしてしまうというのだから驚きです。
3.ベランダやバルコニーに置かれたエアコンの室外機の下
エアコンの室外機が地面に置かれている場合はさすがに天敵が多いため、巣を作られることはないでしょうが、ベランダやバルコニーとなると話は別です。外部からは基本的に飛翔しないと侵入できないベランダやバルコニーとなれば、鳥にとってまさに天国です。屋根の下に室外機があり、さらにその下に巣を作るのですから、雨にも濡れにくくなります。
4.軒周辺
ツバメなどは軒の下の垂直な壁に巣をつくります。ツバメが巣をつくる家は繁栄するといわれており、縁起物ともされているので、撤去してしまう方は少ないようです。屋根材が折板や波形スレートの場合、面戸がはずれてしまうとそこから野鳥が浸入してきます。

関連動画をチェック!
どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
