屋根に限らず、リフォームという大規模になればなるほどたくさんの廃材が出てしまいます(屋根塗装や外壁塗装などは別ですが)。日本のみならず、世界中でリサイクルへの取り組みはますます必要性を増しています。日本で建材を製造している工場では一つの無駄も出ないよう品質を満たしていない製品のリサイクルに取り組んでいます。
地震などから建物を守るため、重い瓦屋根をから軽い金属屋根への屋根葺き替えが増えています。軽い金属屋根へとリフォームされてしまえば、瓦は不用になってしまうわけです。50年以上とも言われる瓦の耐用年数を考えると勿体ないですよね。お客様の中には不要なった瓦を半分程度、お庭に埋め込み、花壇を造ったりされている方もおられます。しかし、お客様全員がそのようなことをするわけではありません。
不要になった瓦の再利用法として最も普及しているのが細かく砕いて土壌に混ぜ込み、土地の水捌けをよくするなどの改良する方法です。細かく砕かれた瓦は瓦チップやシャモットと呼ばれ、市場に出回っています。水田などを埋め立てにも用いられています。また、瓦チップやシャモットをブロック状に成型したものも一般的になっており、お庭造りに行かされています。
釉薬瓦の素地や素焼き瓦はレンガ色をしており、それを砕いたものを通路に撒き、その隣に芝生などを植えるととても素敵なお庭になります。