水性・油性(溶剤)、屋根塗装に適している塗料はどっち
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「今年の夏は暑いというし、梅雨前に屋根塗装を」とお考えの方もいるのではないでしょうか。現在では屋根塗装という遮熱塗料が一般的になりつつあります。遮熱塗料も含め、屋根塗装用の塗料の多くは油性(溶剤)です。簡単にご説明しますと、塗料を大別すると水性と油性があり、水性はその希釈に水、油性はその希釈にシンナーが使われます。
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油性塗料はこれまでの実績あり
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環境面から言いますと、水性の方が有害な化学物質が少なく、臭いも少ないというメリットがあります。それらに対し、油性はシンナーで希釈するため、水性よりも有害な化学物質が多く、臭いも気になるというデメリットがあります。しかし、屋根塗装というと油性塗料を使うことがほとんどなのです。塗料の歴史からいうと、油性塗料の方が先輩で、水性塗料はまだまだ若輩者なのです。油性塗料の方が研究・開発の歴史も長く、それだけ実績も残しています。外壁の水性塗料が使われることが多くなってきましたが、雨風が直接当たる屋根は実績のある油性塗料が使われることが多いのです。メーカーも数多くの油性塗料をラインナップしています。
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屋根塗装用の水性塗料ももちろんある
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現在では「外壁塗装ならば油性も水性も耐用年数は変わらない」という意見が多数を占めます。では、屋根塗装はどうなのでしょうか。業界最大手の日本ペイントではこれに応えるように水性の屋根塗料「パーフェクトクーラーベスト」をラインナップしています。パーフェクトクーラーベストは水性であるだけでなく、紫外線による塗膜の劣化を防ぐラジカル制御、そして遮熱という機能を備えた製品です。臭いに敏感という方にお薦めできる水性の遮熱塗料なのです。
塗装を行う際に使用する下塗り材の紹介
塗装を行う過程として、高圧洗浄後に下塗りを行います。ちなみに高圧洗浄とは汚れや古くなった塗膜を洗い流し塗料の密着をよくするためです。苔やカビが酷い場合はバイオ洗浄を行うこともあります。バイオ洗浄を噴きかけて十分浸透した後に高圧洗浄を行います。
・塗る部分と塗料をくっつける接着剤「シーラー」
下塗りに使用される塗料がシーラーです。屋根や外壁と塗料をしっかりと密着させる接着剤のようなものになります。最近では機能性塗料のほとんどが専用の下塗り材を使うよう指定されています。溶剤タイプと水性タイプの2種類があり、街の屋根やさんではそれぞれの特徴によって使い分けています。
→溶剤タイプ(油性・シンナー系)
浸透性が高く傷みがある場合に使用します。塗装後約60分で乾燥し、水洗いで次の工程に入ることができます。ただし有機溶剤特有の臭いを発します。まや現在塗装されている塗料の種類によっては使用できないものもあります。
→水性タイプ
溶剤タイプい比べ、塗装時か乾燥中のにおいが少なく環境に対する負荷が少ないです。溶剤に比べて乾燥まで約4時間程度かかります。下地の劣化が激しい場合は使用できません。
・微弾性フィラー
シーラー同様、同じ下塗り材です。わずかに弾性があります。屋根、外壁の細やかなひび割れや小さな穴を1回塗るだけでカバーできる優れた塗料です。
シーラーとの違いは微弾性フィラーにはシーラーのような浸透して弱い下地を固める性質がない点です。塗装面が弱くなっていればその部分を剥がすなどしてからシーラーを塗り、その上に微弾性フィラーを塗ることになります。塗装する部分の状況によってシーラーだけで済む場合もあれば微弾性フィラーを重ね塗りする場合もあります。
塗料の成分と種類
屋根と外壁の塗料は塗装膜と塗装膜にならない成分から出来ています。塗装膜による主成分は樹脂でアクリル、ウレタンなどの合成樹脂が使われています。塗装膜になる成分のもう一つは色を出すための顔料で塗装膜に厚みをもたせる役割を担っています。塗装膜にならない成分は樹脂や顔料を溶かしこむためための溶媒です。油や水が用いられています。
・アクリル樹脂塗料
無色透明で高温における変色に強いです。光沢保持性があり電気絶縁性という特長を持ちます。耐久年数が短いためか屋根外壁塗装の為の塗料としてはあまり使用されていません。耐久年数が短いため定期的に点検と塗装が必要となります。短いスパンで塗り替えてお住まいのイメージチェンジを楽しみたいと言った方には向いているのではないでしょうか。
・ウレタン樹脂塗料
もっとも一般的な塗料で耐摩耗性、たわみ性がよく床材などにも使用されており耐候性や耐水性、耐油性に優れています。鋼材やアルミ、モルタル、コンクリートにも塗装可能で木部との相性が非常に良いです。
・シリコン樹脂塗料
塗装膜の表面がガラス質になるため光沢があり、塗装表面が硬いのが特徴になります。塗装膜の膨れや剥がれが少なく建物の内部結露を防止する効果もあります。防水性、防汚性が高く耐久性も十分です。また品質に対して価格がお手軽でコストパフォーマンスが高いためおすすめの塗料です。
・フッ素樹脂塗料
もともとは一般住宅向けではなくビルやマンションなどの長期間塗り替えをしないことを前提にし建物で使用する塗料です。光沢感があり汚れにくく耐候性、耐久性を両立させていることが特徴です。
水性タイプと溶剤タイプ、1液タイプと2液タイプ
・水性タイプと溶剤タイプ
塗料を水に溶かすものを水性タイプ、シンナーを混ぜて溶かすものを溶剤タイプといいます。水性タイプと溶剤タイプどちらも耐久性はほぼ同じで、溶剤はシンナーを使用するため環境面から問題視する声も上がっています。
・1液タイプと2液タイプ
1液対応はそのまま使用できる塗料です。2液タイプは硬化剤を混ぜて使用する塗料です。1液タイプは扱いやすく、余ってしまっても廃棄せず保管できます。2液タイプは余ってしまった分について破棄することしかできません。
一般的には2液タイプの方が性能が高いと言われていますが近年では1液タイプでも2液タイプに匹敵する性能を持つ商品が開発されています。
まとめ
屋根塗装時に使用する塗料には様々な種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。また
屋根塗装は外壁同様に約10年に1度の間隔で行うことがおすすめです。街の屋根やさん千葉では屋根の塗装工事も承っております。また、点検やお見積り、ご相談は無料で行ておりますので現在お住まいの屋根のメンテナンスをお考えの方はお気軽にご相談ください。
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