まだ冬が始まったばかりだというのに夏の暑さに恋焦がれてしまいます。夏は夏で冬のキリッとした寒さを懐かしく感じるのだから、人間とは矛盾だらけの生き物です。「頼まれもしないのに雪が見たいなんていわない事だな」と言われてしまいそうです。
今年、夏前に遮熱塗料で屋根塗装して夏を快適に過ごした方も多いでしょう。さて、これから本格的な冬が訪れるのですが、その時、遮熱塗料で塗装された屋根はどうなってしまうのでしょうか。心配なさっている方も多いと思います。
結論から言いますと、その心配は杞憂です。遮熱塗料で屋根塗装しても、室内が寒くなるということはまずありません。どういうことかと申しますと、夏は太陽から莫大なエネルギーを受け取りますが、冬は微々たるエネルギーしか受け取りません。そのエネルギーが室内の温度に与える影響は微々たるものなので、寒くなることはありません。ちょっと安心したのではないでしょうか。
それに加えて太陽の軌道も影響してきます。東京の場合、冬至の日の南中高度は約31°です。夏至の日の南中高度は約77°です。冬の日は太陽を受けるところは外壁がメインになります。夏の日は屋根がメインになります。遮熱塗料が使われるところは屋根が多いので、冬は影響を受けづらいのです。次の夏が来る前に安心して遮熱塗料をお試しください。