
雪国の雨漏り、「すが漏れ」って何だろう
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北海道や東北などの雪国では降雪時に雨漏りや室内への漏水が起こることがあるそうです。このページでは雪国の雨漏り「すが漏れ」と降雪時の雪害防止のための雪止めについてご紹介します。
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現在、雨は少ないですが、関東地方は梅雨の最中です。梅雨の時期はやはり
雨漏りに関するご相談が多くなります。北海道や東北などの豪雪地帯では降雪時に雨漏り、室内への漏水が起こることもあるそうです。このことを「すが漏れ」や「すが漏り」と呼ぶそうです。
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津軽地方の方言ではつららのことを「すがま」と呼ぶそうです。屋根に雪が積もり過ぎたり、軒先のつららが大きくなると、溶雪水の流れを邪魔してしまい、屋根内部に染み込んでしまうこともあります。屋根内部に染み込んだ水が室内へ回り込みますと、漏水です。これが原因となって起こる雨漏り(漏水)を『すが漏り(すが漏れ)』と呼ぶそうです。
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つららが漏水を引き起こすなんて雪国の人しか知らないのでは。
雨は流れるが雪は積もる。普段と水の流れ方が変わる可能性大。
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この「すがもり」は東京などの関東でも起こることがあるそうです。2014年の2月の二度の大雪では「大雪の日に雨漏りした」というご相談が何軒かございました。南関東においてすがもりを体験することは少ないでしょうが、雪で雨漏りするということを覚えておいて損はないでしょう。
雪がほとんど降らない地域でも雪止めの設置がおすすめです
温暖な地域では雪止めを設置していないお住いも多いのではないでしょうか。温暖な地域では年間に数日程度または降らない場合もありますし、降っても数時間程度で積もることは滅多にありません。そのため雪止め設置する必要がないと思われる方は多いかと思います。しかし、2014年2月には南関東でも二週に渡って雪が降ることもありました。その際に街の屋根やさんでは雪の重みで雨樋が壊れてしまったといったお問い合わせや落雪でカーポートが壊れた、瓦が傷ついてしまったなどの雪害のご相談を多くいただきました。これらの雪害は雪止めを設置することで事前に防げます。ですので、温暖な地域で雪止めが不要と思われてももしもに備えて、落雪被害に遭わない為にも雪止めの設置はしておくことがおすすめなのです。
雪の重みについてご紹介
雪はふわふわしていて軽いイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。空を舞っている時はそれほど密度はありませんが降り積もり重みがかかると固まっていき密度も高まります。
新雪でも1立方メートルで50㎏あるのです。1立方メートルは縦・横・高さ、いずれも1メートルですので普通に考えても温暖な地域でここまで積もることはありませんが、屋根に積もった雪が落雪すると考えるとこれ以上の重さと量のものが落下してくる可能性があるのです。2階の屋根の雪が1階の屋根に落ちその勢いで2階と1階の屋根の雪が合わさったものが落雪してくると考えると1立方メートル以上の重さと量が落雪してもおかしくありません。2階からの雪が1階の屋根にぶつかると同時に1階屋根の雪を圧縮し密度をあげ重みも増しますし硬さも加わりますので危険です。
さまざまな降雪被害
降雪による被害をご紹介していきます。
・雨樋の変形、破損、落下
雪の重みが雨樋にかかることによって変形を起こします。また雪の重みが長時間かかることで雨樋の変形が常態化し元の形に戻らなくなってしまいます。最悪の場合は雪の重みに耐えられなくなってしまい雨樋が脱落、落下。または差損や脱落してしまいます。
・落雪による物品の破損
落雪の結果カーポートの屋根のポロカーボネートが破損してしまったり骨組みの変形、破損などを起こすケースもあります。さらにこの下に車がある場合は車にも被害は及びます。
雪止めの種類
雪止めにはいろいろな種類があるのをご存知でしょうか。雪止めの種類についてご紹介いたします。
・雪止め金具
屋根材と屋根材の隙間に差し込みするタイプです。L字型や扇形、羽根型などさまざまな形状があります。
・雪止め瓦
通常の瓦と交換し設置します。瓦の表面にとってのような突起がありここで落雪を防止できます。
・アングル型
断面がL字型になっており長い棒を屋根の傾斜方向に対して垂直に設置します。金属屋根やスレート屋根に後付け可能です。
・金網型
金網で屋根の多くの部分を被い雪との摩擦を多くし落雪を防止します。屋根の端にコイル状のものや籠状のもの、フェンス状のものが追加されることもあります。表面が滑りやすく太陽光パネルが設置されている屋根に用いられることが多いです。
雪止めの設置位置について
雪止めは屋根の上部につけてもあまり効果は得られません。取り付けた位置によっては下の雪はそのまま落雪してしまうためです。そうなると軒先に近い部分に付けた方が効果が高いと思われがちですが、じつはそれもあまりよくないのです。軒先部分はその下に支えるものがないため重みに弱いためです。最悪の場合軒先が変形いてしまう可能性もあります。また、軒先に近い部分に取り付けることで雪水が溜まることになり屋根材の下へ水が染み込みやすくなります。また最悪の場合屋根材の下の下地も水などで腐食しやすくなり雨漏りを引き起こす原因にもなります。
ではどの位置が適切かと言うと、軒先より上の柱の構造体がある位置、外壁の真上あたりが理想とされています。しかしここに集中して設置してしまうのはきけんですので実際には千鳥配置にするなどの工夫が必要となります。
まとめ
雪止めは雪があまり降らない地域からするとあまり必要のないものかと思いますが、雪が降った場合をかんがえると取り付けておくとがおすすめです。
街の屋根やさん千葉では雪止め設置の工事も承っております。お住いの点検やご相談、お見積りは無料で承っておりますのでお気軽にご相談ください。
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