このところ多くの企業や自治体で導入が進んでいるグリーンカーテン。個人宅で育成しているところも多いでしょう。春を迎え、今年もいよいよシーズンインとなりました。この夏、グリーンカーテンで涼を取りたいという方はそろそろ種蒔きの準備をしなければなりません。
日差しが入りこむ窓を覆うように設置します。この時、茎やツタを這わせる網を設置することになるのですが、この設置には充分気をつけてください。植物が生長してくるとかなりの重さになりますし、風の影響も受けやすくなります。ゴーヤやキューリなど作物が実る植物ではその実の成長とともに重さがかなり増します。ベランダの手摺りや物干し竿など頑丈でしっかり固定できるところに設置しましょう。雨樋など、重量がかかることが想定されていないところに固定するのは避けた方が無難です。
台風などの強風で破損してしまう可能性もあります。
さて、そのグリーンカーテンですがゴーヤが育ちやすくお勧めだそうです。小学生のお子さんがいるご家庭では夏休みの自由研究として「ゴーヤの観察日記」を付けることもできますから一石二鳥ですね。グリーンカーテンの涼しさの秘密は日差しを遮るだけでなく、水分の蒸散効果でも温度を下げますから、打ち水と合わせて掘り下げていけば素晴らしい教材になると思います。さらにゴーヤは食べられますから、食育にも最適です(小学生向けの味ではありませんが)。
夏前に遮熱塗料で屋根塗装をしたお住まいならお部屋の温度変化も自由研究の対象になりますよね。今からご家族で夏を涼しく過ごすプランを立てておいても損はありません。