屋根に上ってはいけない理由
更新日 : 2021年09月08日
更新日 : 2021年09月08日
勾配と屋根材の所為で足元が非常に不安定
陸屋根を除き、大抵の屋根には傾斜がついています。そのため、平らな地上にいるときよりも足元が大変不安定になります。そもそも屋根は歩行することを考慮した上で造られていません。瓦屋根を想像してください。いかにも歩きにくそうですよね。これだけでも大変危険です。
屋根を壊してしまう可能性がある
傷んだ屋根材はもちろんのこと、健全なものであっても、上に乗りますと瓦やスレート(コロニアル・カラーベスト)は簡単に割れてしまうことがあります。
思った以上に風が強い
地上から10mにも満たないのですが、遮るものが少ないので風を強く感じます。足元が不安定なところに強い風が吹くのですから、深刻な状態になりかねません。
苔が生えていると滑る、雨が降ると滑る、苔と雨が重なると最悪
スレート屋根の上に生えている苔、あの上はとても滑りやすい場所です。私たちはできる限り避けています。苔などが生えていなくても雨が降ると大変滑りやすくなります。苔の生えた屋根に雨が降ると最悪です。その昔、屋根の上で急な夕立に遭い、止むまで30分以上そこで過ごしたというスタッフがおりました。慣れている私たちでも、状況によってはじっとしていなくてはならないくらいリスクがあるのです。普通、どんな場合でも雨に降られたら、雨風が当たらない場所への移動を考えますよね。そのような状況で最悪な結果を避けるために敢えて、その場を動かないという選択をしなくてはならないこともあります。
最近は雨雲レーダーなどのアプリで以前よりも事前に降雨の情報や予想を詳しく知ることができるようになりましたが、それでも100%カバーできるわけではありません。
予想できない外敵
特定の軒下などに頻繁に訪れる昆虫や動物はいないでしょうか。鳥が訪れているのなら、巣がある可能性もあります。足元が不安定な場所で予想もしないところから鳥が飛び出してきたら… 驚くだけでは済まない可能性もあります。鳥ならまだしも、それが蜂だったら… 大変なことになるのは目に見えてますよね。スズメバチなんかだったらパニックになるでしょう。
下から見えないだけに屋根の上には何があるか分からないのです。慣れていない方がこれらのことに対し、しっかりと対処することは難しいでしょう。点検や調査は専門業者に依頼することをお勧めします。
お住まいの屋根は定期的に点検とメンテナンスを行うことが大切です。
続いて各屋根材のメンテナンスについてご紹介致します。
スレート屋根
スレート屋根の場合、耐用年数は約20~30年とされています。劣化の進行とともに適切なメンテナンスを行っていく必要があります。・新築から7年~10年
新築時の屋根材に使用されている塗料はあまり耐久性が期待できないません。紫外線や直射日光、雨などをもろに浴びる為早くて5年程度で劣化が始まり徐々に塗膜が剥がれていきます。そのため新築から7年、長くとも10年を目安に塗装を行うことがおすすめです。
・新築から10年~15年
屋根の頂点に屋根材をカバーする形で取り付けられている棟板金は真っ先に雨に打ち付けられ最も風の影響を受ける場所に存在します。金属素材であることから錆や錆による穴開き、また板金を固定するために用いられる釘の浮きや劣化、貫板の腐食など経年劣化により不具合が発生することで雨漏りと言った直接的なお住まいの被害が出てきます。
ですので新築から10年~15年を目安に棟板金の交換工事を検討しましょう。ちなみに新築から10年で屋根塗装を行う際に一緒に行うことがおすすめです。
・新築から20年~30年
スレート屋根の耐用年数は定期的にメンテナンスを行った場合約20年~30年とされています。そのため新築から20~30年程度経った場合、、屋根の葺き替え
工事やカバー工法を検討することがおすすめです。屋根葺き替え工事は既存の屋根を撤去し新しい屋根に葺き替える作業です。屋根カバー工法は既存屋根はそのままに新しい屋根材を被せる工法です。 また定期的なメンテナンスを行わずに屋根の劣化乗田がかなり進行し下の防水紙や野地板まで傷めてしまい雨漏りが発生してしまった場合なども屋根葺き替え工事屋カバー工法をおすすめしております。
瓦屋根
互屋根の場合スレート屋根や金属屋根とは異なり耐用年数がとても長いです。そのため定期的な点検やメンテナンスをつい怠りがちになってしまうことも多いのではないでしょうか。しかし、瓦屋根の場合も築年数などを考慮しメンテナンスが必要です。・漆喰詰め直し・瓦一部交換
漆喰の傷みが軽度の場合、劣化した部分を取り除き詰め直しを行います。瓦が一部割れてしまっている場合は部分交換を行います。
・棟取り直し工事
屋根の天辺にある面と面が重なる山部分を棟と言います。そこに施工されている瓦を棟瓦を言いますがこの棟瓦が歪んでいないか、真っ直ぐかどうかの点検を行うことが必要です。少しでも歪んでいる場合は棟瓦取り外し、積み直し工事を行う必要が合います。
・屋根葺き直し工事
優れた耐久性を持っている瓦ですが漆喰や瓦のズレなどのメンテナンスの仕方によってはその下の防水紙や野地板の方が先に劣化してしまう場合もあります。その場合屋根から全ての瓦を取り外し防水紙や野地板の補修、交換を行い再び瓦を積み直します。
・屋根葺き替え工事
瓦と下地の両方の劣化が激しい場合は屋根の葺き替え工事を行います。また最近は耐震性を考えて老朽化とは関係なく重い瓦屋根から軽い屋根材に葺き替える方も多いです。
金属屋根
金属屋根の場合もスレート屋根同様に定期的な点検とメンテナンスが必要です。・屋根材の浮きや剥がれ
屋根材にもよりますが金属屋根には端と端の重なった部分を折り曲げて固定する方法がとられていることもあります。経年でこの部分が緩んでくると固定する力が弱まり浮いてしまったり剥がれたりすることがあります。浮いてしまったり剥がれたりしてしまった部分は風の影響受けやすいので早めに補修を行うことが必要です。
・色褪せや錆
金属屋根材もスレート同様に表面は塗装されています。お住いの外壁やスレート材と同じく色褪せがみられたりすれば塗装を行う必要があります。また錆はそのままにしておくと穴が空いてしまったりすることもありますので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このページでは屋根にのぼってはいけない理由と各屋根材のメンテナンスについてをご紹介いたしました。お住まいの屋根はご自身でのぼらずに専門の屋根業者に相談し点検やメンテナンスを行うことがおすすめです。街の屋根やさん千葉ではお住まいのご相談や点検、必要な工事のご提案、お見積りまで無料で行っております。現在屋根のメンテナンスや点検をお考えの方はぜひお気軽に街の屋根やさん千葉の無料点検をご活用ください。
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。