天井から雨漏りしていませんか?その原因と応急処置・補修方法について街の屋根やさんがご紹介!
更新日 : 2021年09月07日
更新日 : 2021年09月07日
梅雨などの雨が多く降る時期や、自然災害(台風等)が発生した直後には、「天井から雨漏りしている…」といったお問い合わせを多くいただきます。天井から雨漏りが発生する原因には様々な理由があり、箇所によって異なります。「知らないうちに天井にシミができていた」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回は、天井から雨漏りが発生する原因やその後の対応についてご紹介したいと思います。雨漏りを確認する方法も合わせてご紹介しますので、台風シーズンに入る前に一度、確認してみましょう。
天井から雨漏りしていませんか?まずは確認してみましょう
天井は屋根上と違って、目視で確認することが容易にできます。雨漏りが発生している場合には、いつもと違った症状や変化が起きますので、早期発見が肝心です。長期間、雨漏り状態が続くと、建物の構造内部が湿気によって腐食してしまい、天井自体が落下する危険性も高まります。また、カビ・シロアリが発生し、お住まいの耐震性を低下させてしまう原因にもなりかねません。甚大な被害を受けない為にも一度、ご自宅の天井を確認してみましょう。
天井から雨漏りしているときの症状
・天井にシミができる
・雨の日にポタポタと水が落ちる音がする
・クロスが剥がれている
・天井から水が滴ってくる
上記は、天井から雨漏りしている際によく見られる症状です。では、雨漏りが発生する原因とは、一体何なのでしょうか?発生箇所によって原因も異なりますので、ご紹介致します。
天井から雨漏りが発生する原因とは
スレート屋根
棟板金の劣化
屋根面の接合部分であり、頂上部に位置する棟は、屋根で最も雨漏りが発生しやすい箇所と言われています。スレートや金属屋根の場合、板金を被せることで保護されており、それが棟板金になります。経年劣化によって、固定している釘が抜け始めると、棟板金自体も浮いてきてしまいます。その隙間から雨水が浸入することで、雨漏りが発生してしまうのです。
※台風などの強風で、棟板金に飛散や歪みが生じてしまうケースも非常に多くあります。台風後には、必ず異変が無いかを確認しましょう。
金属屋根
金属屋根の錆び
近年の金属屋根は、錆びにくく耐久性に優れているものがほとんどです。表面にコーティングやメッキを施すことで、雨水による錆びを防いでいるのですが、このコーティングが傷ついたり劣化すると錆びてしまいます。すぐに雨漏が発生する訳ではありませんが、放置すると穴が開き、雨漏りのリスクも高まります。錆びが目立ち始めましたら、塗装や葺き替え工事などのメンテナンスを行いましょう。
瓦屋根
漆喰の劣化
瓦屋根の棟(頂上部)には熨斗瓦と冠瓦が積まれています。その土台で、瓦と棟瓦の隙間を埋めるようにして塗られているのが漆喰です。棟瓦がズレるのを防ぐほかに、隙間から雨水が浸入するのを防いでいます。漆喰は、主成分となる消石灰に有機物を加えて形成されており、耐久性は優れているのですが、地震や経年劣化によって、ひび割れ・欠けといった症状が発生しやすくなってきます。
※雨漏りが発生していなくても、定期的に点検・メンテナンスを行いましょう。また、地震や台風などの自然災害が発生した後には、必ず屋根の点検を行ってください。
共通
屋根材のズレや破損
屋根材には、瓦やスレート・金属などの様々なものがあります。屋根材によって耐久性やメンテナンス方法、特徴は異なりますが、どの屋根材であったとしても必ず下地にルーフィング(防水紙)や野地板が設置されています。屋根材にズレや破損が生じても、ルーフィングが敷設されていますので、すぐに雨漏りが発生するという訳ではありません。下地であるルーフィングや野地板が損傷することで、雨漏りしてしまうのです。しかし、ズレや破損を放置すると、そこから雨水が浸入してしてしまいますので、早めに応急処置と補修を行う事が大切です。
天窓
天窓が設けられている屋根もあるでしょう。屋根と天窓の隙間には、シーリング材やパッキンが使用されており、雨水の浸水を防いでいます。経年劣化や地震などの揺れによって、剥がれたり劣化してしまうと、雨漏りを引き起こしてしまう危険性があります。天窓から雨漏りが発生してしまうケースも意外と多いので、注意が必要です。
ベランダやバルコニーも雨漏りの原因になります
天井から雨漏りする原因は屋根だけではありません。ベランダやバルコニーも雨漏りを引き起こす原因となります。雨漏りの原因となりやすい下記の場所を定期的にメンテナンスをして、雨漏りを防ぎましょう。
防水層の劣化
ベランダやバルコニーの床には、ウレタンやシート、FRPを使用した防水層が形成されています。さらにその上から防水層を保護するためにトップコートが塗られているのですが、トップコートは紫外線や歩行の摩擦により経年で劣化してしまいます。トップコートが劣化したまま放置すると、防水層自体が劣化し雨漏りに繋がりますので、5年を目安にトップコートの塗り替えを行いましょう。
排水溝の詰まり
ベランダやバルコニーの排水溝にゴミや落ち葉、砂などが溜まっていませんか?排水口が詰まってしまうと、雨水が正常に排出されずに水たまりができてしまい、下の階の天井へ雨漏りが発生します。落ち葉の多い時期や強風の後にはご自身で掃除をするのが有効的です。
笠木からの雨漏り
ベランダやバルコニーの壁の上部に被せる仕上げ材を笠木と言います。実はこの笠木からの雨漏りはとても多いのです。笠木を固定しているビスの穴や笠木同士の結合部分のシーリングが劣化することで隙間ができ、そこから雨水が侵入します。
雨漏りが発生してしまった場合の応急処置と対応
雨漏りが発生してしまった場合には、なるべく早く応急処置を行いましょう。浸入した雨水によって床が濡れ、腐食してしまうこともあります。床に吸水シートや吸水マットを敷き、濡らさないようにしてください。また、雨漏りの原因となっている屋根部分も養生する必要があります。ブルーシートで覆い、被害の拡大を防ぐことが大切です。と言っても、屋根は高所で非常に危険ですので、ご自分で行うのではなく、専門家に依頼しましょう。私たち街の屋根やさんでは、屋根工事だけではなく養生も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
雨漏りの応急処置ってどうやるの?
天井から雨漏りが発生してしまった場合、これ以上被害を広げないために補修が必要です。ですが、その前に「今すぐなんとかしたい!」ということがあると思います。下記でご自身でできる雨漏りの応急処置の方法をご紹介いたしますが、屋根に上るのは大変危険ですので絶対に無理をなさらないでください。
バケツを置く
雨水によって床や家具を濡らさないように、雨水が落ちてくる場所にバケツなどを置きましょう。バケツの下にレジャーシートなどを敷いておくと安心です。また、バケツの中には雑巾などを入れておくと水はねを防止できます。
雨漏り箇所を塞ぐ
・防水テープやコーキング
雨漏りの原因箇所が分かっている場合は、防水テープやコーキングで補修することができます。補修箇所の汚れを拭き取り、コーキング材を使う場合はマスキングテープで養生をし、防水テープやコーキングで補修をします。ただしコーキング補修を行う際には、お住まいにとって必要な隙間を埋めてしまわないように事前に調べてから行いましょう。
・ブルーシート
雨漏りの原因箇所がわからない場合には、屋根全体をブルーシートで覆うことで雨漏りを防ぐことができます。しかし、例え1階であっても屋根の上は大変危険ですので専門業者に任せることをおすすめします。
応急処置の方法をいくつかご紹介いたしましたが、あくまで応急処置ですのでその後補修が必要です。
雨漏りの発生箇所が分からない方もいらっしゃると思います。そんな方には、散水試験がお薦めです。水をかけることによって、漏水箇所を徹底追究致します。
関連動画をチェック!
瓦屋根の雨漏り原因とは?屋根の構造をもとに詳しく解説!【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 棟瓦取り直し 雨漏り修理 防水工事 天窓工事に関連する新着ブログ
ベランダやバルコニーからの雨漏りを防ぐ防水工事
千葉市若葉区桜木で屋根葺き替え工事を行いました(㎡/11,000円~)
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 棟瓦取り直し 雨漏り修理 防水工事 天窓工事に関連する新着施工事例
屋根葺き替え 瓦屋根工事 スレート屋根工事 金属屋根工事 棟瓦取り直し 雨漏り修理 防水工事 天窓工事を行ったお客様の声一覧
屋根の葺き替えまたはカバー工法をご検討中の野田市山崎梅の台W様邸で点検!アンケートをご紹介
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
中古物件を買ってメンテナンスの時期が来ていたので他の箇所のリフォームを併せて屋根もやろうかと思い。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
はい
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
多数の工事をされていて経験豊富そうだったので。
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
聞きたかったことに答えて下さりありがたかったです。