屋根修理をネットで相見積もり、その問題点と信用度を考える
更新日 : 2021年05月13日
更新日 : 2021年05月13日
ネットが普及する前は新聞の折り込みチラシなどで価格を比較することが当然のように行われていましたが、現在ではネットがそれに代わるものになっています。ほしい商品がある場合、さまざまな通販サイトで価格を比較し、少しでも安く!、ポイントなどを含めて少しでもお得に!!が当然となっていますよね。では、屋根修理をネットで相見積もりするというのはどうなのでしょうか。様々な角度から考察したいと思います。
※この記事は6分程度で読了できます。
相見積もりとは
見積りという言葉自体は聞いたことがあるし、してもらったという方も多いと思います。しかし、相見積もりというのはちょっと聞きなれないというかも多いのではないでしょうか。相見積もりとは複数の業者にお見積りを出してもらって、それを比較・検討することです。相見積もりをすることで、その業者が出してくる値段だけでなく、さまざまなことが分かります。お見積り項目がいくつもあり、詳細に書かれている業者もあれば、項目が少ない業者もいます。やたらと項目が多い業者、項目は多いけどすっきりまとめられている業者など、各業者の個性が現れるものです。さまざまなお見積りを見ていると、やがては「価格だけでは決められない」ということも何となく分かってくると思います。
一度の登録で複数の業者から見積りを取れるサイトも存在する
現在のネット通販では価格を比較することが一般的になっています。また、価格比較サイトなども存在しますし、そこに評判などの口コミを掲載されています。非常に便利な世の中になりました。また、屋根修理であっても、ご自宅住所や電話番号を登録すれば、複数の業者から一気に見積りを取ることのできるサイトも複数存在します。屋根修理を検討している場合、これはとても便利なサービスだと感じますよね。では、そういったサイトはメリットだらけなのでしょうか。デメリットはないのでしょうか。両方を検証していきたいと思います。
屋根修理の相見積もりサイトのメリット
ネットがこれだけ発達し、以前よりも情報が入りやすくなったと言えど、複数の業者を探し出し、複数の業者に連絡を取るというのはかなり手間がかかることではないでしょうか。「自分の家のことだから」と一生懸命になる方もいらっしゃるでしょうが、かなり労力を必要としますよね。屋根修理の相見積もりサイトを使用すれば、そういった手間と労力が不必要となります。この仕組みを考えた方、とても頭がいいですね。ITが世の中の利便性を上げていくということをしっかりと実現していますよね。
屋根修理の相見積もりサイトのデメリット
最大のデメリットは貴方のお家に見積りに来てくれる業者が良い工事をしてくれるかどうかが全く担保されていないということです。複数の業者に来てもらえば、その中に良い業者もいる可能性は高いでしょう。では、その業者をどのように見分ければいいのでしょうか。業者の接客態度や説明の仕方でしょうか。もちろん、そういったことでも1つの判断材料にはなるでしょう。では、ネットの口コミによる評判でしょうか。これはかなりで見分けるのもかなり難しいと言わざるえません。競合他社なのか、過去に施工されて瑕疵があって今でも恨んでいる方なのか分かりませんが、読むに堪えない物凄い罵詈雑言も書かれていることもあります。さすがにこういった罵詈雑言は誹謗中傷なので参考にはなりません。さらに中には判で押したように同じような感謝の言葉が並んでいるだけの業者も存在します。冷静に見てみるとかなり違和感を感じるコメントが並んでいることもあります。ネットの口コミもあまり信じてはいけないようです。
昔から一流の詐欺師は決して詐欺師に見えないと言われています。口振りや態度で本当に良い工事をしてくれるかどうかを見分けるのは案外、難しいものなのです。
信頼できる業者かどうかが判明するのは施工後、何年も経ってから
建物に対する不安は経年によるところが大きいことは誰もが知っていると思います。屋根リフォームを終えたばかりで不具合が出ることは少ないでしょう。不具合が出るのは施工後、何年も経ってからなのです。これがリフォームの難しいところで、価格だけでは決められないというところでもあるのです。工場などで生産されたマスプロダクトな家電製品ならある一定の品質は担保されているので、ネットで価格差を比較し、最安値で買っても間違いはないでしょう(価格が安いものは不具合が発生しやすい特定の工場で作られたものという話もあります)。
現在の屋根修理では工場で生産された建材を現場で加工して工事するということがほとんどです。工場で生産された建材は一定の品質は担保されていますが、現場で工事をしてくれる人の腕はどうでしょうか。その差が現れるのが施工後、何年も経ってからということもあるのです。その建材の品質を活かした最高の施工をする業者もいれば、建材の品質を損ね、耐用年数を大幅に縮めてしまう業者も存在します。できることなら、品質を活かした最高の施工をしくれる業者を選びたいものです。
建設業の許可とリフォーム瑕疵保険に登録を目安に業者を選びましょう
屋根工事会社を選ぶ一つの目安として「建設業の許可」を取得していることとリフォーム瑕疵保険に登録していることがあげられます。建設業の許可は国土交通大臣または都道府県知事が行うもので、土木一式工事と建築一式工事の2つの一式工事のほか、27の専門工事の計29の種類に分類されており、この中には屋根工事業も含まれています。屋根修理してもらうなら、やはり屋根工事業の許可を取得している業者が安心ですよね。建設業の許可には有効期限があり、5年ごとの更新を受けなければ失効してしまいます。『建設工事を適切に施工しなかったために公衆に危害を及ぼしたとき、又は危害を及ぼすおそれが大きいとき。』なども建設業の許可が取り消されますから、建設業の許可を持っているということは、これまでしっかりと施工を続け、許可を更新し続けてきたという証でもあるわけです。
業者が独自の長期保証を設けていても、途中で倒産してしまったら意味がありませんよね。そんな時に頼りになるのがリフォーム瑕疵保険です。雨水の浸入を防止する部分は5年間、その他の部分は1年間の保証が受けられますから、いざという時も安心です。業者がリフォーム瑕疵保険に登録するには一定の審査がありますから、こちらへの登録も信頼できるかどうかの目安になります。
業者選びに迷いましたら、建設業の許可とリフォーム瑕疵保険を目安に選べば、間違うことはほぼないでしょう。

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