ベランダの劣化とメンテナンス方法|安心して暮らすために知っておきたいポイント
更新日 : 2025年06月05日
更新日 : 2025年06月05日
ベランダは日々の生活に欠かせないスペースです。
洗濯物を干したり、植物を育てたり、ちょっとしたリフレッシュの場として活用しているご家庭も多いでしょう。
しかし、外気に常にさらされているベランダは、住宅の中でも劣化が進みやすい場所のひとつです。
劣化に気づかず放置していると、雨漏りや構造部の腐食など、深刻なトラブルに発展する恐れもあります。
この記事では、ベランダの劣化原因や症状、そして適切なメンテナンス方法について詳しく解説します。
ベランダの劣化が進む原因
ベランダは屋外にあるため、さまざまな自然要因の影響を受けています。
主な劣化の原因は以下の通りです。
紫外線と雨風の影響
強い日差しや風雨は、防水層や塗装面を徐々に傷めていきます。
とくに紫外線は防水材や塗料の成分を劣化させ、ひび割れや剥がれの原因になります。
温度変化による膨張と収縮
昼夜の寒暖差や四季の変化により、ベランダの構造材が膨張・収縮を繰り返します。
この動きが小さなひび割れを生み、そこから雨水が侵入しやすくなります。
経年劣化
どんなに高性能な防水工事を行っても、素材には寿命があります。
通常、防水層の耐用年数は10~15年ほど。定期的な点検と補修が欠かせません。
劣化のサインを見逃さない
ベランダの劣化は、見た目の変化として現れることが多いです。
次のような症状が見られたら、早めの対処が必要です。
表面のひび割れや剥がれ
床面や立ち上がり部分に小さなひび割れがあると、そこから雨水が侵入して下地材を腐らせる原因になります。
また、塗膜の剥がれは防水性能の低下を示しています。
水たまりや排水不良
床面に水が溜まるようになった場合、防水層の勾配不良やドレン(排水口)の詰まりが考えられます。
長時間の水たまりは劣化を早めます。
劣化を放置するリスクとは?
「ちょっとのひび割れなら大丈夫」と放置していると、次のような深刻な事態につながることがあります。
・雨漏り
ベランダの防水層が劣化すると、室内への雨水の侵入経路となります。
・建材の腐食
雨水が下地材や鉄骨に浸透すると、腐食やサビが進行し、構造的な問題に発展します。
・修繕費用の増加
早期の補修なら数万円~で済む工事も、内部まで傷んでしまえば大規模改修が必要になり、費用が数十万円〜百万円単位になることも。
ベランダのメンテナンス方法
ベランダのメンテナンス例を紹介します。
防水工事(トップコート・ウレタン防水など)
防水層が劣化してきたら、トップコートの塗り替えやウレタン防水、FRP防水などの再施工が効果的です。
定期的な防水メンテナンス(5~10年程度)を行うことで、長期間の耐久性を保てます。
ドレン改修
排水口のゴミ詰まりは、水たまりや雨漏りの原因になります。
詰まりの原因を取り除き、劣化が見られるようであればドレンの改修が必要です。
シーリングの補修
擁壁の笠木の継ぎ目にはシーリングが施されています。
シーリングが劣化すると継ぎ目に隙間ができ、雨水の侵入を許してしまうので、劣化が見られる場合は補修しましょう。
定期点検の実施
一番大切なのは、定期点検を行い、被害が出る前にメンテナンスを行うことです。
専門業者による定期点検(5年~10年に一度)を受けることで、見えにくい劣化の兆候も早期発見できます。
防水工事業者やリフォーム会社への相談がおすすめです。
まとめ「ベランダの劣化は早期発見・早期対応がカギ」
ベランダの劣化は、気づかないうちに進行しやすいものです。
小さなひび割れや水たまりも、放置すれば住宅全体のダメージにつながるリスクがあります。
だからこそ、日頃からの目視点検と、定期的な専門業者による診断・メンテナンスが大切です。
費用を抑え、安心して暮らし続けるためにも、ベランダの状態にぜひ関心を持ってみてください。

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