住まいを雨漏りから守る屋根の防水シート「防水紙(ルーフィングシート)」について解説します!
更新日 : 2024年11月26日
更新日 : 2024年11月26日
住まいを雨漏りから守るために最も重要な部位の一つが防水紙(ルーフィング)です。
屋根材の下に設置されているため、新築時やリフォーム時にしか直接目にする機会がありませんが、雨水の浸入を防ぎ、建物の耐久性を向上させるために欠かせない非常に重要な部位です。
今回の記事は、そんな防水紙の種類や重要性、メンテナンスについて解説します(^_^)/
防水紙の重要性
防水紙は、住まいを雨漏りから守る重要な部位です。
屋根は野地板、防水紙、屋根材が重なって構成されますが、雨水が住まいに侵入するのを防いでいるのが防水紙です。
屋根材が防水の役割のほとんどを担っていると思われている方が多いのですが、本当の意味で防水の役割を果たしているのが防水紙です。
というのも、ほとんどの屋根はある程度の雨水が屋根材の内側に入り込むことを前提につくられていて、屋根材がひび割れたり、穴が開いてしまったりしてもすぐには雨漏りは起きません。
逆に防水紙に穴が開いたり裂けたりすると、屋根材に何の異常が無くてもすぐに雨漏りが起きてしまいます。
正に、屋根における防波堤の役割を担っているのが防水紙なのです。
防水紙の種類と特徴
防水紙は主に以下の2種類があります。
アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングは、板紙にアスファルトを染み込ませて作られた防水シートです。
費用は安く抑えられますが、相応の耐久性のため、10年程が耐用年数とされています。
改質アスファルトルーフィング
ゴムアスファルトルーフィングとも呼ばれ、アスファルトルーフィングの耐久性が高まるよう改良された防水紙です。
アスファルトの欠点である状態変化による劣化を克服するため、アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混入させ耐久性を高めることに成功しました。
防水紙のメンテナンス方法
防水紙は経年劣化によりその機能が低下することがあります。
適切なメンテナンスを行うことで、防水紙の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。
但し、防水紙は屋根材の下に設置されているため、メンテナンスするには屋根材を剥がさなければなりません。
防水紙のメンテナンス方法は大きく2つ
前述した通り、防水紙をメンテナンスするには屋根材を剥がす必要があるため、部分的もしくは全体的に葺き替え工事が必要になります。
また、直接のメンテナンスではありませんが、屋根カバー工法で新しい防水紙を上から設置するのも有効です。
屋根カバー工法の注意点として、屋根材、防水紙、屋根下地の劣化状況によってはカバー工事を選択できない場合もあることを覚えておきましょう。
屋根リフォームを行う際は、必ず防水紙や下地のメンテナンスを
屋根材を剥がさなければメンテナンスできないという都合上、屋根下地や防水紙はメンテナンスの機会が限られてしまう部位です。
葺き替え工事などを行う際は、必ず下地や防水紙も併せてメンテナンスしましょう。
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