バルコニーやベランダに表れる劣化症状と必要なメンテナンスについて
更新日 : 2024年10月11日
更新日 : 2024年10月11日
バルコニーやベランダといった設備は屋外に設けられており、雨風に直接さらされる環境にあります。
そのため、こうした設備の床面には水分を通さず外部へ排出するために防水処理が施されているのが一般的です。
しかしながら、防水処理は一度施したら恒久的に防水機能を発揮できるわけではありません。
風雨や紫外線といった環境要因によって徐々に劣化していきます。
劣化を放置すると雨漏りを起こし、建物内部へ浸水してしまうので、定期的にメンテナンスが必要なのです。
こちらのページでは、メンテナンスが必要になる劣化症状や劣化した防水層のメンテナンスについて解説します(^_^)/
バルコニーの劣化兆候
トップコートの劣化
トップコートとは、防水層表面に施されるコーティングで、紫外線などによって防水層が劣化するのを防ぎます。
トップコートの劣化は、バルコニーが紫外線や雨水の影響を受けやすくなる原因となります。トップコートの劣化は色褪せで判断しましょう。
早期にトップコートを塗り替えることで、バルコニーの保護を強化し、長持ちさせることが可能です。
ひび割れ
バルコニーの表面にひび割れが見られる場合、それは防水層の劣化が進行しているサインです。
ひび割れは経年劣化によって徐々に進行し、防水機能を損なう可能性があります。
排水不良
排水不良は、バルコニーに水たまりを引き起こし、雨漏りの原因となることがあります。
排水溝の詰まりは、ゴミや枯葉が原因で発生しやすく、定期的な清掃が必要です。
排水機能を維持することで、雨漏りを未然に防ぎ、バルコニーの構造を守ることができます。
メンテナンスのタイミング
バルコニーのメンテナンスは、5年から10年ごとに行うことが推奨されています。
定期的に不具合や問題が起きていないか点検し、上に挙げたような劣化の兆候が見られた場合は専門業者へメンテナンスの相談を行いましょう。
防水工事の種類
雨漏りを防ぐための防水工事にはいくつかの種類があります。
業者へアドバイスをもらいながら、自分の住まいに合った工法を選択しましょう。
FRP防水
FRP防水は、繊維強化プラスチックを使用した防水工法で、耐薬品性や耐摩耗性に優れています。
非常に耐久性が高く、出入りが頻繁に行われる環境に適しています。
しかし、耐久性が高いがゆえに柔軟性に乏しく、地震の揺れや建物の動きによってひび割れやすい面もあります。
ウレタン防水
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を使用し、複雑な形状にも対応できる柔軟性が特徴です。
施工時には職人の技術が求められますが、広い面積でもひび割れしにくい利点があります。
シート防水
シート防水は、塩ビやゴムのシートを使用し、広い面積に適した防水工法です。
施工が比較的簡単でコストも抑えられるため、マンションやビルの屋上などでよく使用されます。
シートの重なり部分が防水の要となるため、施工時の注意が必要です。
アスファルト防水
アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを含浸させたシートを重ねる工法で、耐用年数が長いのが特徴です。
特に歩行しない場所に適しており、定期的なメンテナンスで長期間の使用が可能です。
定期的な点検を忘れずに!
専門業者の点検を定期的に受けることは、バルコニーの安全性を確保するために不可欠です。
劣化に気付かず雨漏りなどの被害に発展してしまえば、バルコニーのメンテナンスだけでなく、浸水によって傷んだ構造部分や内装の補修まで必要になってしまいます。
被害が大きい例では、バルコニーからの浸水によって外壁内部の木材が腐食し、外壁が剥がれ落ちてしまった住まいもあります。
街の屋根やさんでは、バルコニーやベランダなども含め住まいの外装点検を無料で行っています。
しばらく点検やメンテナンスをされていない方はぜひお気軽にご相談ください♪
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