雨漏りからお住まいを守るルーフィング(防水紙)!その種類や耐用年数について詳しく解説!
更新日 : 2024年08月11日
更新日 : 2024年08月11日
ルーフィングとは?実は超重要な役割を持っています!
ルーフィング、または防水紙は、屋根の防水性能を確保するために屋根材の下に敷かれる重要な防水シートです。ルーフィングの役割や種類、特徴、施工方法について詳しく解説します。
ルーフィングの役割
ルーフィングは、屋根材の下に敷かれることで、雨水が屋根内部に侵入するのを防ぎます。
屋根材自体が一次防水の役割を果たしますが、ルーフィングはその下で二次防水として機能し、屋根材の隙間から侵入した雨水を防ぎます。特に台風や大雨の際には、屋根材だけでは完全に雨水を防ぐことが難しいため、ルーフィングが雨漏りからお住まいを守ってくれているんです!
ルーフィングの種類
●アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングはフェルト状の原紙や合成繊維不織布を基材に、アスファルトを含浸させたものです。耐久性と遮水性に優れていますが、高温で溶けやすく、低温で割れやすいという弱点があります。
●改質アスファルトルーフィング
改質アスファルトルーフィングは、従来のアスファルトルーフィングに改良を加えた防水材で、ゴムやプラスチックなどのポリマーを混合することで性能を向上させたものです。このポリマー改質により、耐久性や柔軟性、耐熱性が向上し、厳しい気候条件でも優れた防水性能を発揮します。特に、温度変化が激しい地域や、強い日射を受ける場所での使用に適しています。
弾性があり、タッカーや釘穴に対するシール性や耐久性が高いです。
●透湿ルーフィング
透湿ルーフィングは、特殊な膜構造を持ち、水分は通さずに水蒸気だけを通過させることができます。屋根の防水性能を維持しつつ、内部の湿気を外部に放出する機能を持つ特殊な防水材です。この特性により、建物の気密性を高めながらも、屋根の下に溜まった湿気を効率的に排出し、湿気がこもることによる結露やカビの発生を防いでくれます!
特に、湿度の高い地域や、断熱材を多く使用する建物での使用が効果的です。
施工方法としては、通常のアスファルトルーフィングと同様に屋根の下地に直接貼り付ける形で行われます。施工の際には、通気層を確保することが重要で、適切な換気設計と組み合わせることで、最大の効果を発揮します。
ルーフィングは経年で劣化します!
ルーフィングの寿命は、使用する材料の種類によって異なります。
一般的なアスファルトルーフィングの耐用年数は10~20年です。
不織布ルーフィングは約30年の耐用年数を持ち、粘着層付きアスファルトルーフィングも同様に約30年の寿命があります。
透湿ルーフィングは、湿気を逃がす性質を持ち、約50年の耐用年数を誇ります。
最も安価なルーフィングは約10年程度の寿命とされていますが、耐用年数に応じた定期的なメンテナンスが必要です。
ルーフィングは屋根の防水性能を確保するための重要な役割を果たしますが、時間の経過とともに劣化することは避けられないのです。
劣化の主な原因としては、
・紫外線の影響
・温度変化
・風雨などの自然環境によるもの
があります。これらの要因により、ルーフィングの素材が硬化したり、ひび割れたりすることがあります。
特に、アスファルトルーフィングは高温で溶けやすく、低温で割れやすいという特性があるため、気温の変動が激しい地域では劣化が早まる可能性があります。
劣化が進行すると、防水性能が低下し、雨漏りの原因となることがあります。これを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。特に、屋根の葺き替えや修繕の際には、ルーフィングの状態を確認し、必要に応じて交換することが重要です。また、耐久性の高い改質アスファルトルーフィングや透湿ルーフィングを選ぶことで、劣化の進行を遅らせることができます。
経年劣化を考慮したルーフィングの選定と適切なメンテナンスにより、建物を長期間にわたって雨水から守ることが可能です。
ルーフィングを新しくするには屋根カバー工事か屋根葺き替え工事が必要です
ルーフィングを新しくするためには、屋根カバー工事または屋根葺き替え工事のいずれかを選択する必要があります。なぜなら、ルーフィングのメンテナンスをするには屋根材を全て撤去しなければならないからです!
●屋根カバー工事
屋根カバー工事は、既存の屋根材の上に新しいルーフィングと屋根材を重ねて施工する方法です。この工法は、既存の屋根を撤去する必要がないため、工期が短く、廃材処理のコストが抑えられるという利点があります。また、建物の使用を継続しながら工事を行うことができるため、住みながらのリフォームに適しています。
ただし、屋根の構造が十分に強固であることが前提となります。
●屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事は、既存の屋根材とルーフィングをすべて撤去し、新しいものに交換する方法です。この工法は、屋根の下地から新しくするため、最も確実に防水性能を回復できる方法です。特に、既存の屋根が著しく劣化している場合や、下地に問題がある場合には、葺き替え工事が適しています。
ただし、工期が長くなり、廃材処理のコストが発生するため、費用が高くなることがあります。
どちらの方法を選ぶかは、屋根の状態や予算、工期の制約などを考慮して決定する必要があります。専門家の診断を受け、最適な方法を選ぶことが重要です。
ルーフィング選びのポイント
ルーフィングを選ぶ際には、耐久性、屋根材との適合性、施工業者の選定が重要です。以下の点を考慮することが重要です。
防水性能:ルーフィングは雨水の侵入を防ぐ役割を担います。アスファルトルーフィングや透湿ルーフィングなど、使用環境に応じた防水性能を持つ製品を選ぶことが大切です。
耐久性と寿命:ルーフィングにも寿命があるため、耐久性の高い製品を選ぶことが重要です。改質アスファルトルーフィングなど、耐久性に優れた選択肢があります。
通気性:透湿ルーフィングは、湿気を外に逃がすことができ、結露やカビの発生を防ぎます。高気密高断熱住宅や湿度の高い地域では、通気性のある製品が適しています。
施工の容易さ:施工が容易であることも選択のポイントです。軽量で柔軟性のある防水紙は、施工が比較的簡単です。
環境への配慮:リサイクル可能な製品や環境に優しい素材を使用したルーフィングも選択肢に入れると良いでしょう。
ルーフィングの性能が低いと、短期間でメンテナンスが必要になる可能性があります。特に、改質アスファルトルーフィング以上の防水性能を持つ製品を選ぶことが推奨されます。
ルーフィングは、屋根の防水性能を確保するために欠かせない重要な要素です。適切な選定と施工により、建物を長期間にわたって雨水から守ることができます!
屋根葺き替え工事で改質アスファルトルーフィングを敷設!
木更津市太田にて、野地板の重ね張り・防水紙の張り替えを含む屋根葺き替え工事を行わせていただきました!この野地板を重ね張りし、新しい防水紙を敷設いたしましたので、今後長期に渡って雨漏りの不安のない屋根へと生まれ変わらせることができました。
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屋根の防水性を確保するためには、ルーフィングの施工が非常に重要です。
街の屋根やさんは、豊富な経験と専門知識を持つプロフェッショナルが揃っており、高品質なルーフィング施工を提供しています。私たちのサービスは、住宅から商業施設まで幅広く対応しており、各種ルーフィング材の特性を熟知しています!
施工にあたっては、まずお客様のニーズをしっかりとヒアリングし、最適なルーフィング材を提案します。アスファルトルーフィングや改質アスファルトルーフィング、透湿ルーフィングなど、様々な選択肢からお客様の建物に最適なものを選びます。
また、施工環境や気候条件を考慮した適切な施工方法を採用し、長期間にわたって安心してお使いいただける屋根を実現します!
私たちの目標は、お客様にとって最適な屋根環境を提供することです。ルーフィングの施工をお考えの際は、ぜひ街の屋根やさんにお任せください。プロの技術とサービスで、あなたの大切な建物を守ります。
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