コーキングのブリード現象とは?症状や対策、放置した際に起きる被害について解説
更新日 : 2024年07月30日
更新日 : 2024年07月30日
コーキング(シーリング)は、建物の外壁や屋根、サッシなどの隙間を埋めるための重要な材料で、防水性や気密性を確保する役割を持ちます。
サイディングボードの目地や板金の継ぎ目やサッシなどの取り合い部分から雨水が侵入しないように施されますが、紫外線などの影響により経年劣化を起こすため、定期的なメンテナンスが必要です。
経年劣化症状の一つである「ブリード現象」は、コーキングの機能や建物の外観に悪影響を及ぼします。
本記事では、コーキングのブリード現象について、その原因や影響、防止策、そして発生した場合の対策について詳しく解説します(^_^)/
ブリード現象とは?
ブリード現象とは、前述した通り建物の外装に施されたコーキングの劣化症状です。
コーキングに弾性を持たせるために含まれている可塑剤という成分がコーキングの表面ににじみ出てくる現象のことを指します。
ブリード現象が起きたコーキングは表面がベタつくようになり、空気中の汚れや埃を吸着して徐々に黒ずんでいきます。
建物の外観を損なうのはもちろん、可塑剤の成分が失われたコーキング材は硬化して弾力性が失われるのでひび割れや剥離が起こってしまいます。
ブリード現象が起こる原因
可塑剤が適切に配合されていない製品など、低品質なコーキング材を用いるとブリード現象が起こりやすくなります。
また、コーキングの上から塗装を行った際に、塗料と可塑剤が反応してブリード現象が起こることもあるので注意が必要です。
その場合、コーキングだけでなく塗膜も変質して耐久性が劣化してしまうので、外壁塗装を行う際はコーキングや塗料の種類にも気を付けましょう。
ブリード現象が及ぼす影響
外観の劣化
表出した可塑剤が空気中のゴミやホコリを吸着して黒ずみがおきます。
白い外壁のお住まいでブリード現象が起きれば、まるでカビが繁殖しているかのように目立ってしまうでしょう。
お客様の声としても、美観の悪化は多くの相談事例で見受けられます。
防水性能の低下
ブリード現象によってコーキング材の柔軟性や接着性が低下し、防水性能が損なわれる可能性があります。
これにより、雨漏りなどの問題が発生するリスクが高まります。
ブリード現象の対策
ブリード現象の予防策
ブリード現象の発生を防ぐには、可塑剤を含まない「ノンブリードタイプ」と呼ばれるコーキングを使用するか、外壁塗装の際にブリード現象の発生を抑えるプライマー(ブリードオフプライマー)を使用する方法が有効です。
ブリード現象が発生した場合の対策
ブリード現象が初期段階(軽微)であれば部分的な補修で済む場合もありますが、基本的にコーキングの打ち替えが必要になります。
ブリード現象が塗膜まで及んでいる場合には外壁塗装も必要になります。
業者選びが一番大切
DIYなどを行う場合には、自身で気を付けて施工するしかありませんが、業者に外壁塗装やコーキングの打設を依頼する場合には、経験と製品知識が豊富な業者を選びましょう。
製品知識のない業者に工事を依頼すると、塗装工事後数年でブリード現象が起こり、せっかくの外壁塗装が台無しになってしまうこともあります。
コーキングの劣化や黒ずみにお悩みの方は、ぜひ一度街の屋根やさんへご相談ください。
経験豊富なスタッフが伺い、住まいの状態を適切に診断いたします。
住まいの点検は無料で承っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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