スレート屋根のひび割れを見つけたら?必要な補修や放置した場合のリスクを解説
更新日 : 2024年07月23日
更新日 : 2024年07月23日
スレート(カラーベスト、コロニアル)は、経年劣化によってひび割れを起こしやすい屋根材です。
ただし、ひび割れが起きてしまうのは必要なメンテナンスを行っていない場合や、屋根材自体に不具合がある場合がほとんどです。
「スレートはひび割れやすい」というのは本当ですが、正しくメンテナンスを行えば長く安心して使える優れた屋根材です。
こちらの記事では、ひび割れが起こる原因やひび割れが起きた際に必要な補修、放置してしまった場合のリスクについて解説します。
屋根材がひび割れる原因
屋根材にひび割れが起こる理由は大きく2つあります。
防水性が低下している
一つは、屋根材の防水性が低下しているという理由です。
スレートは表面を塗装で保護することで防水性を発揮する屋根材なのですが、塗装は紫外線や風雨の影響で経年劣化を起こし、防水性が失われていきます。
そのため、定期的に塗装し直して防水性を復活させてあげる必要があります。
※一般的な塗料の場合およそ10年に1度は屋根塗装が必要と言われます。
塗装せずに防水性が失われたスレートは、雨水を吸いこんで膨張し、吸い込んだ雨水が乾燥することで収縮します。
この膨張と収縮を繰り返すことで屋根材に少しずつ負荷がかかり、ひび割れが起こるのです。
スレートに不具合がある
2つ目は、そもそもスレートに欠陥がある場合です。
2000年代前半、ノンアスベストスレート(※)と呼ばれるスレート屋根材が多く流通した時期がありました。
このノンアスベストスレートは耐久性に問題を抱えている製品が多く、新築から7、8年程でひび割れや欠け、剥離といった症状が数多く報告されました。
スレート自体の耐久性に難があるため、塗装しても効果がなく、対策は屋根カバー工事や葺き替えといったリフォームのみです。
※現在流通しているスレート屋根材は技術の進歩によって確かな耐久性能が担保されているため、このような心配はありません。
(※)ノンアスベストスレート
ノンアスベストスレートとは、2004年に施行されたアスベスト規制直後に流通したアスベストを含まないスレート屋根材の総称です。
パミール、コロニアルNEO、かわらU、フルベストなどの製品があります。
ひび割れが見つかった際のメンテナンス
スレートにひび割れが見つかった場合は、適切なメンテナンスを行いましょう。
ひび割れたスレートをシーリングやパテ等で補修し、防水性を復活させるための屋根塗装が必要です。
屋根材がノンアスベストスレートである場合や、屋根全体にひび割れや欠けが散見され、スレートが寿命を迎えていると考えられる場合には、屋根カバー工事や葺き替え工事によって新しい屋根材にする必要があります。
ひび割れを放置すると雨漏りの原因に
屋根材のひび割れを放置してしまうと、雨漏りの原因になるので注意しましょう。
屋根材の下には、建物内に雨水が入らないようにするための防水紙(ルーフィング)が敷設されているので、ひび割れが起きてもすぐに雨漏りすることはありません。
しかし、ひびから侵入した雨水は防水紙の劣化を早めてしまいます。
いずれは傷んだ防水紙に穴や亀裂が起こり、雨漏りが発生します。
少しだけだから大丈夫と楽観視せず、屋根にひび割れを見つけたら専門の業者へ屋根の点検と補修を依頼しましょう。
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