トップライト(天窓)は将来雨漏りしやすいの?トップライトのメンテナンスについてご紹介
更新日 : 2021年11月10日
更新日 : 2021年11月10日
採光やお住まいの風通しを良くする目的でトップライト(天窓)を設置されている方も多いのではないでしょうか。しかしトップライト(天窓)は将来雨漏りが発生する可能性もあり不安だという方も中にはいらっしゃるかと思います。そこでこのページではトップライト(天窓)のメンテナンス方法などをご紹介いたします。
このページはおおよそ5分で読むことが出来ます。
耐用年数を過ぎた天窓は雨漏りなどのリスクが高くなります
屋根材・外壁材同様に天窓も耐用年数が存在します。設計耐用年数は約25~30年とされていますが決して30年間健康状態を維持できるという事はありません。天窓の設置には防水紙や水切り用板金、固定用のビスなどが使用されておりそれぞれの部材が必ずしも30年という寿命を持つわけでは無いためです。それぞれの部材が劣化してしまえばお住まいに被害を与えることもあります。ですので天窓の耐用年数を超える前に定期的な点検とメンテナンスを考える必要があります。
メンテナンスのベストなタイミングとしては屋根塗装や屋根葺き替え等の屋根リフォームで足場を組む際に同時に行うのがおすすめです。屋根と天窓を別々に考えず、屋根の補修やリフォームを行う際には天窓にも同時に気を配り必要なメンテナンスを行うことが大切です。
天窓の不具合から始まる雨漏りについて
天窓が耐用年数を超えると主に雨漏りのリスクが高まります。雨漏りは長期間そのままにしてしまうと木部の腐食やシロアリの発生など、お住まい自体の寿命を短くしてしまう事にもなります。
天窓の主な雨漏りの原因についてご紹介致します。
①ゴムパッキンの劣化
ゴムパッキンは天窓の窓部分から雨水の浸入を塞ぐために窓を取り囲むような形で設置されています。窓枠と窓との隙間を埋め、雨水の浸入を防いでくれています。しかし熱や紫外線、風雨の影響を受けゴムが次第に劣化し硬化したゴムに亀裂が生じてしまいその結果隙間ができてしまうのです。この劣化によって発生した隙間から雨水が浸入し雨漏りを引き起こしてしまうのです。
設置から10年を超えた天窓はゴムパッキンが劣化してくるタイミングですので注意が必要です。
②落葉やゴミなどのつまりによる排水不良
風や鳥などが運んできた落葉やゴミなども雨漏りを誘発する原因となります。天窓には流れ落ちてきた雨水を排水するために水切り板金が設置されています。通常であれば雨水が水切り金具の内部にまで入り込み防水シートを貫通して建物内部に雨水が浸入することがありません。しかし落葉やゴミとなどの異物が水切り金具やそれと接する屋根材などの下に入り込んでしまうことで水の流れを遮り、遮られた水が水切り金具内に逆流しそういった状態を何カ月も繰り返すことで防水シートを貫通し雨漏りを誘発してしまうのです。
落葉やゴミが原因と言われるとあまり想像ができませんがこうした原因でも雨漏りを引き起こす原因となりますのでこまめに屋根の点検を行うことがお薦めです。
③金具や防水シートなどの劣化
排水を促す水切り金具や瓦屋根などの凹凸のある屋根材に天窓を設置する際に使用されているエプロン(防水材)は固定するためにビスなどの様々なパーツが取り付けられており防水性能を維持しています。例えば水切り金具が錆びてしまい割れてしまった、穴が空いてしまった、ビスが経年で外れてしまった、防水紙が破れてしまったなどそれぞれのパーツが不具合を起こすことで結果として雨漏りの原因となってしまうことがあります。天窓の寿命は約30年とされていますが天窓に使用されているそれぞれのパーツは30年間完璧な状態を維持することは難しいです。ですので定期的に点検とメンテナンスが必要なのです。
天窓のからの雨漏りの応急処置
もし突然天窓から雨漏りが発生してしまったらどうしたらいいのか…
高所に設置されている天窓はご自身で手の届かない場所にあることがほとんどですよね。
天窓から雨水が落ちてくるといった場合にはまずは落ちてくる雨水を受け止めるためにバケツや桶を用意し床を傷めないように応急処置を行いましょう。またその上で水滴の飛び跳ねを防ぐためにも周囲には新聞紙やラップで保護するのがおすすめです。さらにバケツや桶の中に雑巾を敷くことでこちらも飛び跳ねを防ぐことが出来ます。ご自身で出来る応急処置はここまでです。そのうえで専門の業者に相談し早急に対処してもらうようにしましょう。
まとめ
天窓は採光や室内の風通しを良くするなどのメリットがありますが将来雨漏りが不安と思われる方も多いかと思います。しかし上記でご説明したように天窓も屋根や外壁同様に定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで耐用年数を迎えるまで雨漏りを引き起こさずに設置することが可能です。
天窓を設置する際は天窓の耐用年数や劣化症状などを考え設置するかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
街の屋根やさん千葉では天窓のメンテナンスや撤去などの工事も承っております。点検やお見積り、ご相談は無料で行っておりますので現在天窓についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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