お住まいの外壁にクラック(亀裂・ひび割れ)を見つけてしまった場合、大変気になりますよね。モルタルなどの外壁では経年によってクラックが発生しますので、外壁塗装などでメンテナンスしてあげる必要があります。
そのクラックですが、いたずらに不安がるのではなく、大きさ(幅)、深さ、方向などをしっかり観察してあげてください。0.3mm未満のクラックはヘアクラックと呼ばれ、お住まいにほとんど悪影響を及ぼさないと言われています。
次にクラックの深さですが、これはヘアクラックの場合、肉眼で見ても分かりません。なので、気にしてもしょうがないのですが、ある程度、幅が大きくなってくるとその分、深くなっていることが考えられます。0.3mm以上になったら早めにメンテナンスしてあげるよう心掛けてください。
クラックのその大きさも問題ですが、走っている方向も注意しなければなりません。縦の場合は気にしなくてよいのですが、横は要注意です。縦の場合、外壁を伝ってきた雨はそのまま流れていきますが、横の場合は流れを止めてしまいます。つまり、縦方向のものより横方向のものの方が内部に雨水を染み込ませやすいのです。内部に染み込んだ雨水は乾燥する時に膨張しますから、クラックを拡げる可能性もあります。また、凍結すればその分体積が増えますが確実にクラックを押し広げます。横方向のクラックを見つけたら、外装リフォーム店などに相談してみることをお勧めします。