館山市神余にて中古住宅の瓦屋根を金属屋根のヒランビーへ葺き替え工事を実施





工事のきっかけを伺いました!

担当:谷
館山市神余にお住まいのお客様は、築年数の経った住宅を購入され、DIYが趣味で可能な限り自分で手を加えながら住み続けたいと考えておられます。
しかし、屋根については専門知識が必要で難しいため、インターネットで調べたところ、多くの事例があることを知り、相談を希望されました。
建物自体が古いため、まず屋根の荷重を軽減して住宅への負担を減らすことを優先されており、加えて費用を抑えつつ耐候年数の長い資材を希望されています。
瓦はメンテナンスが大変で高額になるため、葺き替えの際にはランニングコストを抑え、将来も安心して住めるようにしたいとのことでした。
しかし、屋根については専門知識が必要で難しいため、インターネットで調べたところ、多くの事例があることを知り、相談を希望されました。
建物自体が古いため、まず屋根の荷重を軽減して住宅への負担を減らすことを優先されており、加えて費用を抑えつつ耐候年数の長い資材を希望されています。
瓦はメンテナンスが大変で高額になるため、葺き替えの際にはランニングコストを抑え、将来も安心して住めるようにしたいとのことでした。

担当:谷
- 施工内容
- 築年数
- 約50年
- 平米数
- 30㎡
- 施工期間
- 5日
- 使用材料
- ガルバリウム鋼鈑 ヒランビー
- 費用
- 約160万円
- ハウスメーカー
- 保証
- 10年
築年数が経った中古住宅の屋根を点検調査

お客様のご相談を承り、築年数が経った中古住宅の点検調査に伺いました。
館山市神余にお住まいのお客様は、築年数の経過した日本家屋を中古で購入されたとのこと。
DIYが趣味で、これまでの経験を活かして少しずつ住宅を修復しながら生活を楽しみたいと考えておられます。
住まいを舞台にさまざまなアイデアを形にできることを楽しんでおられました。
しかし、屋根の工事は失敗が許されないため、DIYではなく専門業者に依頼する必要があると判断されていました。
そのため、屋根だけは信頼できる業者を慎重に選びたいとのことです。
DIY経験が豊富なだけに、リスクを把握した上で行動する重要性を十分理解されており、非常に現実的な考え方だと感じられます。
瓦屋根の状態を点検

瓦屋根の状態を点検していきます。
築年数がかなり経過しているため、瓦屋根には所々不具合が見られ、早急なメンテナンスが必要な状態でした。
瓦を数箇所、取り外して確認すると、ほとんどの箇所に土が溜まっていました。
古い住宅なので、瓦の角度やズレを補正するために葺き土という練った土が使われていました。
加えて、長年の風雨や埃の影響で土や砂がさらに堆積している状態です。
このまま雨水が瓦の下に入り込むと雨漏れのリスクが高まり、過剰に水分を含んだ屋根土は「屋根下地」にも悪影響を及ぼします。
防水紙(アスファルトルーフィング)の状態を点検

防水紙(アスファルトルーフィング)の状態を点検していきます。
お客様の住宅は平屋部分を増築した構造で、設置されている瓦の種類が異なっていました。
茶色い瓦は現在の三州瓦で、釉薬を塗って焼かれたものです。
下地の防水紙(ルーフィング)には大きな損傷は見られませんでした。
一方、元々の建物には古い瓦、いわゆる地瓦が使われており、千葉県や近隣地域で作られた素焼き瓦が中心でした。
これらの瓦は寸法が現在のものより小さく、同じサイズの瓦は現在生産されていません。
そのため、破損した場合の交換が難しく、修理作業が困難になる状況です。
劣化した瓦の状態を点検

劣化した瓦の状態を点検しました。
やはり築年数が経過しているので、全体的に劣化した状態でした。
地瓦が作られていた時代は、現在のように粘土の品質や焼成温度の管理が精密ではなかったため、瓦の品質にばらつきがありました。
その結果、経年で水分を吸収し、凍結や膨張によって割れてしまうものもあります。
良質な粘土が使われた三州瓦と比べると、耐用年数は短くなる傾向があります。
とはいえ、1400年前の瓦が今も使用されている元興寺の例もあることから、耐用年数が最も長い屋根材は粘土瓦であることに間違いはありません。

瓦自体の耐用年数は100年以上とも言われています。
しかし、瓦の寿命が屋根全体の寿命を意味するわけではありません。
現在の瓦屋根の耐用年数は約20年とされ、この時期を目安にメンテナンスを行うことが望ましいです。
表面の瓦は耐久性が高く長持ちしますが、下地に敷かれた防水紙の寿命は約20年であり、屋根は完全な防水構造ではなく、雨漏れを防ぐための工夫が施されている構造です。
瓦は交換可能な建材ですが、下地の躯体や防水紙は簡単に取り替えられません。
適切な時期にメンテナンスを行わないと、雨水の浸入によって住宅本体が劣化し、修理が困難になることもあります。
40年間問題が起きない場合もありますが、劣化は確実に進行しています。
そのため、手遅れにならないようにするための目安として、約20年での点検やメンテナンスが推奨されます。
瓦屋根から金属屋根への葺き替え工事開始

お客様は瓦屋根から金属屋根への葺き替え工事をご希望されました。
築年数の経過した住宅であることもあり、屋根資材は軽量で耐久性の高い金属系を希望されました。
瓦も優れた素材ではありますが、修理費用が高額であることや、今後の地震や台風などの自然災害への備えを考え、金属屋根に決定されました。
工事はまず既存の瓦を撤去し、新しい金属屋根を設置できる状態に整えるところから始まります。
瓦の撤去作業は重労働であり、少人数では時間がかかるため、雨天による雨漏れリスクを避けるためにも、多人数で短期間に施工を行います。
野地ベニヤの設置作業

築年数の経過した住宅では、屋根に使用されている板が「貫野(ぬきの)地下地」と呼ばれる強度の低い素材であることがあります。
そのため、屋根を葺き替える際には、補強も兼ねて厚さ12mmの野地ベニヤを設置します。
野地ベニヤを追加することで屋根の強度が増し、耐震性も向上します。
軽量な金属屋根材に替える場合、ベニヤを追加すると重さが気になるかもしれません。
しかし、金属屋根材は瓦の約10分の1の重量しかなく、ベニヤの重さを加えても瓦屋根と比べて大幅に軽量化されます。
防水紙(ルーフィング)の張替え工事

野地ベニヤの補強が終わった後、防水紙(ルーフィング)を貼る工程に移ります。
防水紙にはアスファルトルーフィングを使用し、ハンマー型のタッカー(大型のホッチキスのような仕様の工具)で固定していきます。
タッカーで固定する際、防水紙に小さな穴が開きますが、アスファルトルーフィングは打ち付け時の摩擦熱によって穴が自然に塞がる構造になっており、雨漏れしにくい性能を持っています。

防水紙は繊維状の素材であるため、打ち損じや切れが発生することがあります。
そのため、施工中はしっかりと確認(不具合のチェック作業)を行いながら進めていきます。
金属屋根材「ヒランビー」を設置

今回使用した金属製の屋根材は、稲垣商事の「ヒランビー」です。
ガルバリウム鋼板製で劣化に強く、同素材の中では比較的手頃な価格帯の屋根材です。
ただし、ヒランビーは断熱材一体型ではないため、天井や小屋裏に断熱材を設置することが推奨されます。
金属屋根は豪雨時に雨音が大きくなる場合がありますが、断熱材を入れることで音を軽減できます。
断熱材が付属していない分、価格を抑えて施工でき、トラブルも少なく施工性も高いため、屋根業者に人気のある商品です。
もし屋根材と断熱材が一体型のものが必要であれば、「スーパーヒランビー(断熱材付)」も選択可能です。
谷板金の交換工事

谷板金の交換工事を行います。
お客様の住宅は増築を重ねた建物なので、劣化した谷板金も施工していきます。
谷板金とは、屋根の谷部分、つまり凹部に設置される板金のことを指します。
左右の屋根の傾斜から雨水が集まる重要な部分で、目立たないものの屋根の中でも非常に重要な役割を果たします。
谷板金の劣化は雨漏れの原因となることが多く、簡単に交換できる資材ではありません。
交換する場合は屋根材ごとの工事となるため、大規模な施工が必要になります。
そのため、日常的なメンテナンスが欠かせません。
屋根を塗装する際には谷板金も忘れずに塗装し、落葉などで雨水が滞留しないよう定期的に清掃することが大切です。

お客様の住宅は増築を重ねているため、屋根の形状も複雑かつ多様になっています。
ヒランビーはさまざまな屋根形状に対応でき、施工性も高いため、こうした複雑な屋根でも設置が可能です。
横葺きの場合、屋根勾配が3寸以上でないと雨水が適切に流れず、雨漏れのリスクが生じます。
そのため、必ず3寸勾配以上の屋根に設置する必要があります。
お客様の住宅は5寸勾配であるため、問題なくヒランビーを設置できました。
複雑な屋根形状でしたが、ヒランビーの施工性によりスムーズに納めることができました。
完工

お客様のイメージ通りの金属屋根が完成しました。
屋根にはガルバリウム鋼板を使用しており、耐用年数が長く、災害にも強い仕様となっています。
今後のメンテナンスは主に屋根塗装が中心で、20年近くは大きな手入れなしでも問題ありません。
瓦屋根のような突発的な修理のリスクも少なくなり、自然災害時に住宅本体にかかる負荷も軽減されます。
完成後、お客様は雨漏れの心配がなくなり、趣味のDIYに集中できる環境が整ったことを大変喜んでおられました。
工事を行なったI様のご感想をご紹介いたします
【工事前】
Q1.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
家自体が古くセルフリノベーションを行う上で、瓦屋根の重に対して不安があった。しっくい抜けや棟瓦のずれが多かったので
Q2.業者や工事会社をどのように探されましたか?
インターネット
Q3.当社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐに問合せました。
Q4.何が決め手となり当社にお問合せをされましたか?
Webページが充実していて、依頼者自身が知識を高め判断する素材を与えていると感じて。
Q5.実際に当社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
他にも4社ほど見てもらいましたが、担当の谷さんの対応は他社担当者を圧倒する内容でした。物件だけでなく依頼者を理解しようとする姿勢が素晴しかった
【工事後】
Q1.工事を依頼する会社を決める時にどんなことで悩まれていましたか?
費用、工期、作業内容
Q2.当社にご依頼いただく際にどのような点を比較・検討されましたか?
家自体が古く、資産価値の低い物件だったので大きな費用をかけるつもりは無かったのでこちらの要望に対する自由度と提案力
Q3.お見積り提出後すぐに工事をご依頼されましたか?もしご依頼されなかったとしたらどんな点が不安でしたか?
すぐに依頼しました
Q4.数ある会社の中から当社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
営業担当者谷さんの誠実な対応、要望に対する自由度と提案力の高さ
Q5.工事が終わってみていかがですか?忌憚のないご意見を頂戴できましたら幸いです。
ルーフィング等部材のグレード内容、費用対効果等、選択の提示があればもっと良かった。必要充分な作業内容なのだろうが、Webページ写真のようにていねいだとは感じなかった。台風15号にも耐え、現在は満足しています。
I様のアンケートを詳しく見る→
関連動画をチェック!
どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています
。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介

街の屋根やさん千葉中央支店
- 電話 0120-989-936
- 株式会社シェアテック
- 〒261-8501
- 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンCB棟3階MBP

街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
に関連する新着ブログ
折半屋根のカバー工法で雨漏り対策!工事の流れと注意点まとめ
縁切り不足で雨漏りに?屋根塗装で起こりやすいトラブルと防止策を解説!
葺き替え工事とは?必要なタイミングと施工の流れをわかりやすく解説
素地調整の基本と手順|美しい塗装を長持ちさせるコツ
に関連する新着施工事例
を行ったお客様の声一覧
【市原市】雨樋交換をご依頼いただいたお客様アンケートをご紹介します

Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
破損個所を発見したため
Q3.弊社をどのように探しましたか?
前回の修理箇所をみてもらい、世話になったから
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐに問い合せた
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
担当者の誠実さ
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
良い感じでした

Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
安全で正確な仕事
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
比較しなかった。
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
前任者と今回担当者の誠実さ
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
高所なので良く分からない
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
誠実さ。


















































































