棟板金の修理が必要なサインと原因|放置は雨漏りや飛散の危険に
更新日 : 2025年10月09日
更新日 : 2025年10月09日
屋根の頂上部分を覆う「棟板金(むねばんきん)」は、屋根材の継ぎ目を保護し、雨水の侵入を防ぐ重要な部位です。
しかし、強風や経年劣化により浮いたり外れたりすると、雨漏りや屋根材の破損につながる恐れがあります。
ここでは、棟板金が傷んでしまう原因や修理方法、放置するリスクについて解説します。
棟板金とは?屋根の頂点を守る大切な部材
棟板金は、スレート屋根や金属屋根などの屋根材が合わさる頂点部分(棟)に取り付けられた金属カバーのことです。
雨水が屋根内部へ浸入しないように押さえ、風による屋根材のバタつきを防ぐ役割があります。
見た目には細い金属部品に見えますが、屋根全体の防水性と耐久性を左右する、非常に重要なパーツです。
棟板金が劣化・破損する主な原因
棟板金の不具合の多くは、次のような要因によって発生します。
強風による飛散・変形
台風や突風などの強風が吹くと、棟板金を固定している釘が緩み、板金が浮き上がったり飛ばされたりすることがあります。
特に築10年以上経過した屋根では、釘の締め付けが弱くなっているケースが多く見られます。
下地木材(貫板)の劣化
棟板金は、内部の木材(貫板)に釘で固定されています。
木材が雨水や湿気で腐食すると、釘が効かなくなり、板金が浮く原因になります。
貫板が濡れたまま放置されると、内部から腐朽が進行してしまうため、早めの点検が重要です。
放置するとどうなる?見逃せないリスク
棟板金の浮きや外れを放置すると、次第に屋根内部に雨水が入り込み、野地板や断熱材まで腐食が広がることがあります。
また、風で板金が飛ばされると、近隣の家や車、人に当たる危険もあります。特に強風が多い地域では、破損した棟板金が原因で二次被害につながるケースも少なくありません。
見た目の小さな浮きでも、実際は下地木材まで傷んでいることがあるため、早めの点検と修理が欠かせません。
棟板金の修理方法
棟板金の修理は、傷みの程度に応じて方法が異なります。
・釘やビスの打ち直し
軽度の浮きやズレであれば、釘やビスを打ち直して固定し直します。再発防止のためには、風に強いステンレスビスやパッキン付きビスを使うことが多いです。
・棟板金の交換
板金そのものが変形・破損している場合は、新しいものに交換します。この際、内部の貫板も劣化していることが多いため、同時に新しい下地材へ交換するのが一般的です。
・下地木材(貫板)の交換
内部の木材が腐っている場合は、板金だけでなく下地も取り替えます。最近では腐りにくい樹脂製の貫板(タフモックなど)を使用することで、耐久性を高めるケースも増えています。
修理を依頼する際の注意点
棟板金の修理は屋根の頂上部での高所作業となるため、専門の屋根業者に依頼するのが安全です。
自分で登って確認するのは危険ですし、誤って板金を踏んで破損を広げてしまうこともあります。
また、業者に依頼する際は、屋根全体の点検を同時に行ってもらうのがおすすめです。
棟板金だけでなく、他の棟部分や谷板金、屋根材の割れなども一緒に確認してもらうことで、将来的なトラブルを防げます。
まとめ
棟板金の劣化は、風や雨によって徐々に進行し、気づかないうちに雨漏りを引き起こすことがあります。
釘の浮きや板金の浮きなど、小さな異変を見つけたら、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。
定期的なメンテナンスによって、屋根全体の寿命を延ばし、安全で快適な住まいを守ることができます。

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