屋根カバー工法とおすすめの金属屋根についてご紹介いたします
更新日 : 2021年06月07日
更新日 : 2021年06月07日
現在の屋根をそのままにしその上に新しく屋根材を被せる工事を屋根カバー工法といいます。文字通り屋根を屋根でカバーする工法です。屋根が二重になるということもあり重ね葺きとも呼ばれています。この記事では屋根カバー工法について、また屋根カバー工法の際におすすめの金属屋根にについてご紹介いたします。
この記事はおおよそ5分で読むことができます。
屋根カバー工法のメリット
まずは屋根カバー工法を行う際のメリットについてご紹介いたします。
解体工事がほぼ不要の為廃材が出ない
屋根葺き替え工事とは異なり屋根カバー工法は既存屋根を撤去する工程がありません。屋根カバー工法の場合は解体と廃材処理が必要な部分は棟板金くらいです。そのため葺き替え工事と比べると工事費用が安くなるのです。
ちなみに、2004年以前に施工された建築物の建材にはアスベストを含んだものもあります。アスベストを含んだ建材は環境負荷が高く解体も難しいため費用も廃材処理費も高額になってしまいますが屋根カバー工法の場合はこのような屋根にも問題なく工事を行うことができます。
工事期間が短い
屋根葺き替え工事に比べて短い期間で施工することができます。工期が短くなるということは人件費も削減されるため工事費用が安くなります。また工事期間中は足場が設置され普段とは異なった環境での生活になってしまいますが工期が短いためそういった不安も少なくなります。
環境に優しい
上記でもご紹介したように廃材がほとんど出ないため環境負荷が少なくとてもエコです。
屋根カバー工法のデメリット
つづいて屋根カバー工法のデメリットについても一緒にご紹介いたします。
瓦屋根には施工できません
金属屋根やスレート屋根についてはカバー工法が可能ですが、瓦屋根には屋根カバー工法は不向きとされています。
また瓦屋根はほか屋根材にくらべて屋根材の重量が重く、さらに重ね葺きを行ってしまうと屋根の重量がさらに増してしまいます。こうなるとお住まいの耐震性が不安となってしまいます。
劣化状況によってはカバー工法はおすすめできません
屋根材の下にある野地板や防水紙も経年劣化は起こります。しかし野地板や防水紙のメンテナンスを行うには既存の屋根材を一度撤去しなくてはいけません。瓦屋根の場合は葺き直しも可能ですが、スレートや金属屋根の場合はそう簡単にはできません。ですので雨漏りを引き起こしており野地板や防水紙の劣化が著しい場合には、屋根葺き替え工事と一緒にメンテナンスを行うことがおすすめしております。
屋根カバー工法にお勧めの金属屋根材
軽い屋根材の為家に負担がかからない、丈夫で耐用年数も長い、など現在最も屋根リフォームにおいても、新築においても注目を集めているのが金属屋根材です。屋根の上に屋根を被せる屋根カバー工法の場合最も軽量である金属屋根材なら安心です。そこで一般的なお住まいで使用されることの多い金属屋根材をご紹介します。
・トタン
最も歴史のある屋根材ですが現在ではほとんど使用されることは少なくなりました。耐用年数は約10~20年程度で、屋根塗装の目安としては約7年に1度の間隔で行うことがおすすめです。
・ガルバリウム
現在最も普及している屋根材ですが販売されている製品は徐々にエスジーエルに置き換えられつつあります。耐用年数は約20~30年とされており、屋根塗装の目安としては約10年に1度の間隔で行うことがおすすめです。ちなみにエスジーエルやガルバリウムには工場出荷時に遮熱塗料を塗られていることがほとんどです。ですので塗装によるメンテナンスを行う際は同様に遮熱塗料を使用することがおすすめです。
・エスジーエル
これまでのガルバリウムのメッキ成分に変更を加えたものです。GLと略されるガルバリウムの頭にSuperior(上質な)・Special(特別な)・Super(超越した)意味を持つSを付けてSGLと呼ばれています。メッキ成分にマグネシウムが加えられえていることが最大に特徴です。
耐用年数は約30~50年とされており、屋根塗装の目安は約15年とされています。ガルバリウムの3倍の耐久性を誇ると言われているエスジーエル。長い耐用年数に合わせて屋根塗装の塗料もフッ素を使用することがおすすめです。
カバー工法よりも葺き替え工事が向いているケース
・瓦屋根
先ほどもご説明した通り、瓦屋根にカバー工法はできません。瓦屋根のリフォームを行う場合には屋根葺き替え工事か、瓦を一度撤去し下地のメンテナンス後撤去した瓦を戻す屋根葺き直し工事をご選択いただくことになります。
・雨漏りしている場合
雨漏りによって防水紙や野地板が劣化してしまっている場合、屋根材だけでなく下地のメンテナンスが必要です。カバー工法で雨漏りが止まるかもしれませんが、それは根本的な解決にはなりません。いずれまた雨漏りが発生してしまいますので、雨漏りが発生している場合は下地のメンテナンスができる屋根葺き替え工事をおすすめします。
・耐久性を求める方
屋根カバー工法を行うと現在よりももちろん屋根の耐久性は高まります。しかし、下地から補修する屋根葺き替え工事に比べると耐久性は劣ってしまいます。長い間耐久性を求める方や予算に余裕がある方は屋根葺き替え工事の方が向いているかもしれません。
・金属屋根以外の屋根材にしたい
屋根カバー工法では、重量の関係から使用できる屋根材がほぼ金属屋根と限られてしまいます。そのため、金属屋根以外の屋根材にしたい方は葺き替え工事を検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では屋根カバー工法とお勧め屋根材金属屋根のメリットやデメリット、種類についてご紹介いたしました。金属屋根は屋根材の中でも最も軽量で今注目されている屋根材です。屋根葺き替え時は屋根材が軽量なものを選ぶことがおすすめですのでぜひ屋根カバー工法をお考えの場合は金属屋根を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
街の屋根やさん千葉では屋根の点検や工事のご相談、お見積りを無料で行っております。現在屋根カバー工法など屋根の点検やメンテナンスをお考えの場合はお気軽に街の屋根やさん千葉にご相談ください。

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