流山市向小金にて瓦屋根に雨漏り発生、屋根部分葺き直し工事と棟取り直し工事で解消
工事のきっかけを伺いました!
担当:岡野
流山市向小金にお住いのN様より「2階の部屋で雨漏りしているので見に来てほしい。」と、お問い合わせをいただきました。N様邸にお伺いすると2階の居室の天井から壁に伝い窓枠より雨水が浸入している形跡がありました。浸入経路を確認するために小屋裏を確認すると野地板と天井材に雨染みを発見致しました。野地板に雨染みがあるという事は雨水が屋根から浸入していますので梯子を使い屋根に上がると、雨漏りが発生している居室上部の屋根の防水紙が切れているのを発見しました。雨染みが発生していた野地板の位置と同じ個所になりますので雨漏り発生の原因は防水紙の破れと考えられますので防水紙のメンテナンスが必要になります。調査を続けると棟の漆喰が剥がれているのを発見しました。漆喰が剥がれてしまい棟の土台になっている葺き土が露出しています。葺き土が露出してしまうと雨水が浸透してしまいますので雨漏りの原因になってしまいますので棟取り直し工事が必要になります。N様に調査のご報告をし、防水紙のメンテナンスと棟取り直し工事が必要な事をお伝えし、雨漏りが発生している居室上部の屋根面の屋根部分葺き直し工事と屋根全体の棟の漆喰に剥がれ等の劣化が見られますので、全ての棟の棟取り直し工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
担当:岡野
- 施工内容
- 屋根葺き直し 棟瓦取り直し 漆喰取り直し
- 築年数
- 築25年
- 平米数
- 葺き直し部分(7.1㎡)棟取り直し(28.3m)
- 施工期間
- 4日間
- 使用材料
- 軽量シルガード
- 費用
- 詳しくはお問い合わせください
- ハウスメーカー
- ハウスメーカー不明
- 保証
- 詳しくはお問い合わせください
室内の雨漏りの様子
室内の調査の様子です。N様に雨漏りが発生している居室をご案内していただくと雨水が天井から柱を伝い鴨居や敷居、障子に雨染みが発生しているのを発見しました。N様に雨漏り発生時の状況をお伺いすると、通常の雨天時には雨漏りは発生しないが風向きによって雨漏りが発生するとの事でした。
小屋裏の雨漏りの様子です。雨水の浸入経路を確認するために小屋裏の調査を行わせていただくと屋根から雨水が浸入した事により野地板や天井材に雨染みが発生していました。雨漏りの原因は屋根からだという事が分かりました。
屋根調査の様子
瓦屋根の調査の様子です。雨漏りの原因を調査するため梯子を使い屋根に上がると雨漏りが発生している居室の上部の瓦は綺麗に並んでおり、ズレや割れは見当たりませんでした。確認した小屋裏の上部の瓦を剥がし防水紙を調査すると防水紙が破れているのを発見しました。防水紙は雨水の浸入を防ぐ重要な役割を果たしておりますが、破れてしまったり捲れてしまうと雨漏りの原因になるのです。風向きにより雨漏りが発生していた原因は、瓦と瓦が重なる部分の隙間から雨水が吹き込み、吹き込んだ雨水が防水紙が破れている箇所から浸入した事が考えられますので、雨漏りを解消するには防水紙のメンテナンスが必要になります。
棟の調査の様子
棟の調査の様子です。棟を調査すると漆喰が剥がれて葺き土が露出しているのを発見しました。棟の漆喰は瓦と瓦を固定する接着剤のような役割を果たしています。漆喰が剥がれてしまうと瓦がずれて落下してしまい人身事故に繋がる危険性があります。また、落下した瓦がご自宅やご近隣のカーポートの屋根を破損させてしまうケースも少なくありません。
漆喰が剥がれて葺き土が露出してしまうと、葺き土に雨水が浸透してしまいます。浸透した雨水は建物内部へと浸入してしまいますので雨漏りの原因になってしまいます。また、長期間葺き土が雨水に晒されてしまうと固定する力が弱くなって崩れてしまいますので棟自体の崩れに繋がります。棟が崩れてしまうと棟瓦が周囲の瓦に干渉し、周囲の瓦を割ってしまう危険性があります。瓦は耐久性に優れていますが、瓦同士が干渉すると割れやすく、割れた部分から雨水が浸入してしまい二次被害が発生してしまいます。
屋根部分葺き直し工事の様子
屋根部分葺き直し工事の様子です。屋根葺き直し工事は既存の瓦を解体し、新しい防水紙を敷設して既存の瓦を葺き直す工事になります。葺き直す範囲は雨漏りが発生している居室の屋根面になります。既存の瓦を解体する際にひび割れ等の不具合が無ければ再利用できますので確認しながら取外していきます。葺き直す屋根面に接している棟も同様に解体していきます。葺き直す部分の瓦と瓦桟を解体しましたら綺麗に清掃します。取外した瓦は一度下まで降ろしてしまいますと時間が掛かり、効率が悪くなってしまいますので、屋根の上に仮置きをしておきます。
防水紙を敷設します
防水紙の敷設と瓦桟の設置の様子です。新しい防水紙は日新工業株式会社のカッパルーフを使用致しました。防水紙を敷設する際には必ず軒先から屋根上部へと重ねて敷設していきます。重ねて固定する際には建築用のホッチキスのタッカーで野地板に固定していきます。カッパルーフは品質の高い改質アスファルトの効果によりタッカーの芯をしっかりシールしてくれますので雨水の浸入を防ぎます。また、2枚の合成繊維不織布を使用する事により軽量且つ高耐久の屋根下葺材になります。
防水紙の敷設が完了致しましたら、新しい瓦桟を設置していきます。瓦桟は桟木とも呼ばれ桟瓦を引っ掛けるものになり、瓦が落下しないように固定する役割を果たしています。真っ直ぐ桟瓦を葺く為の目安となる水糸を張りながら設置していきます。
既存の桟瓦を葺き直します
既存の桟瓦を葺き直す様子です。新しい防水紙を敷設し、瓦桟を設置しましたら屋根の上に仮置きをしていた既存の桟瓦を葺き直します。同じ瓦を使用する事で環境負荷が低く、廃材があまり出ません。また、同じ外観も維持できます。
棟取り直し工事の様子
棟取り直し工事の様子です。棟取り直し工事は既存の棟を解体し、新しい棟を作り直す工事になりますので、先ずは既存の棟を解体する工程から行います。解体する際には既存の瓦にひび割れ等の不具合が無いか確認しながら取外し、問題が無ければ再利用できますので屋根の上に仮置きしておきます。棟の土台となっていた葺き土や漆喰は解体しながら土嚢袋に入れていき処分致します。
新しい棟を造ります
既存の棟を解体致しましたら綺麗に清掃し、新しい棟を造っていきます。新しい棟は葺き土を使用せず、漆喰で土台を造ります。新しい漆喰は「軽量シルガード」を使用致しました。軽量シルガードは葺き土が不要で一回で仕上げる事ができます。軽量骨材を使用していますので比重を大幅に低減しています。また、特殊なシリコンと防水材を配合していますので防水率も低減しています。防水性や耐久性に優れていますので近年の漆喰工事では主流の材料になっています。
下地材のタフモックを設置する様子です。漆喰で土台を造りましたら、その上に下地材の貫板を設置致します。貫板は棟瓦を固定する重要な役割を果たします。使用した下地材は樹脂製貫板のタフモックを使用致しました。タフモックは樹脂製で水分を吸収しませんので劣化しにくく耐久性に優れていますので従来の棟と比較すると強固になります。タフモックを設置する際には、予め仕込んでおいた銅線を固定しながら設置していきます。
タフモックを設置後、専用のコテを使い幅、表面を整えていきます。棟の土台の漆喰を整えましたら棟瓦を設置していくのですが、設置する際に重要になるのが雨仕舞です。雨仕舞は雨水を適切に誘導し排水させることです。漆喰は単純に多く使用すれば雨水の浸入を防げるという事ではなく、棟瓦からはみ出すほどの漆喰で土台を造ってしまうと、土台の漆喰に雨水が直接当たり劣化を早めてしまう事や屋根内部への雨水の浸入に繋がります。
棟瓦設置の様子
棟瓦を設置する様子です。既存の棟瓦にひび割れや欠け等の不具合はありませんでしたので再利用致します。棟瓦の「七寸丸瓦」を設置する際には屋根の下部から上部へと重ねて設置していきます。
棟瓦を固定する様子です。棟瓦を設置しましたら下地材のタフモックと棟瓦を固定します。固定する際にはSUSビスを使用致しました。SUSビスはステンレス製ですので錆びにくく、パッキンも付いていますので防水性に優れています。
工事が完了致しました
屋根部分葺き直し工事と棟取り直し工事の全ての工程が完了致し、お客様に確認をいただいて工事は竣工となります。雨漏りや漆喰の劣化による瓦のずれの不安から解消されましたのでN様に大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き新型コロナウィルス対策を行っており、必ずマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
工事を行なったN様のご感想をご紹介いたします
【工事前】
Q1.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
雨漏り
Q2.業者や工事会社をどのように探されましたか?
グーグル
Q3.当社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
すぐ電話した
Q4.何が決め手となり当社にお問合せをされましたか?
Q5.実際に当社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
調査結果を丁寧に説明してくれた。
N様のアンケートを詳しく見る→
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Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
瓦の割れやずれが発生していた
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネットで検索
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
信頼出来るかどうかが気になりました
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
ホームページの内容や実績
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
詳しく説明してくれました
Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
不具合を解消しきちんとした工事の実施
Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
訪問してきた業者と比較しました
Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
営業さんの対応を含めた会社の対応
Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
写真も送って頂き工事内容が確認出来ました
Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
きちんとした対応をしてくれる会社です