台風15号被害に便乗した悪徳業者に要注意

戸建て住宅向けの太陽光発電を屋根に設置する際の注意点

更新日:2019年11月21日
屋根の上の太陽光発電

現在、設置されている方とこれからの導入を検討している方へ

2009年11月から開始された余剰電力買取制度、その後に発生した東日本大震災による電力不足を受け、こちら木更津市でも随分と太陽光発電を見かけるようになりました。太陽光発電など再生可能エネルギーで作られた電力を電力会社が一定価格で買い取る期間は10年間ですが、それが終了したとしても太陽光発電は魅力的に映ります。売電価格は下がるにしても買い取りがなくなるわけではありませんし、光熱費の大幅な削減も可能です。設置するにあたり、多くの地方自治体が補助金を出していますから、初期費用の負担を少なくすることも可能です。『光熱費がタダになる』、『売電による副収入も期待できる』、バラ色にしか見えません。私も費用があれば、設置したいと考えています。

一見、メリットだらけにしか見えないものにも必ずデメリットとリスクは存在します。ここでは現在、設置されている方とこれからの導入を検討している方へ、知っておいてほしいデメリットとリスクを挙げていきます。

太陽光設置後に起こっている実際のデメリット

火災
消防車
一般的な戸建て住宅の場合、太陽光発電はほぼ屋根の上に設置されます。2019年1月28日、消費者庁は太陽光発電パネルによる屋根の火災についての注意喚起を行いました。太陽光発電パネルによって実際に屋根の火災が起こったからです。太陽光発電が火災を発生させる原因は主に2つあり、1つは製品不良、2つ目は施工不良です。

太陽光発電は光が当たると発電する電池を直列に幾つも繋いだものとお考えください。この中に発電力が低いものがあると負荷がかかり、発熱します。過度の発熱は周囲の電池を劣化させていき、発電力が低いものへと変えていきます。こうなるとより発熱量が増えてやがては火災につながるのです。もちろん、こうした発電力が低い部分を避けるようなバイパス回路(バイパスダイオード)が設けられているのですが、故障することもあるので火災が発生してしまうのです。

通常、パネル型の太陽光発電は屋根の上に取り付けられます。電気ケーブルも屋根の上です。ほとんどの屋根材は不燃材ですので、施工不良による電気ケーブルの発熱があっても燃えることはありません。しかし、中には屋根材と一体型となった太陽光発電もあります。スタイリッシュで素敵な製品なのですが、電気ケーブルは可燃材である防水紙や野地板の上に設置されるので、施工不良による発熱があった場合、火災が発生する確率が高いのです。 また、太陽光発電は損傷によっても発火することが知られています。2018年の台風21号では大阪で損傷した太陽光発電からの発火が確認されました。2019年の台風15号では千葉県の水上メガソーラーのパネルが損傷し、火災が発生しました。太陽光発電の火災の恐いところは安易に放水すると感電する可能性があるということです。
台風に備えて窓養生
台風による倒木
2018年の台風21号では関西地方のさまざまな場所で太陽光発電の飛散が確認されました。向かいのマンションからベランダに飛び込んできたというケースもあったようです。また、2019年の台風15号でも千葉県のさまざまな場所で太陽光発電の飛散が確認されました。太陽光発電パネルの重さは1㎡で12~16kg程度です。1枚のサイズは特に規定されているわけではなく、さまざまなものがありますが、平均すると約1.5㎡程度です。1枚の重さは18~24kg程度になります。もし、ご自宅の太陽光発電パネルが吹き飛ばされ、ご近所にご迷惑をかけてしまったら… 想定以上の自然災害による被害は保証する必要はないというのが法律上の見解ですが、そこに住みづらくなることは必至です。
ドバト
蜂の巣
雨の直接、当たることがない太陽光発電パネルの下は鳥にとって格好の住処です。鳩や雀は人間が住んでいる建物に巣を作る習性があります。これは共生と呼ばれるもので、人間がいれば他の外敵が寄ってこないので生存しやすいからです。日本においては人間が鳩や雀を襲うことはほとんどないことを鳩や雀は知っているのです。他の外敵が寄ってこず、雨が当たることがない太陽光発電パネルの下は凄く居心地のいい場所です。鳩の糞は酸性ですから屋根にダメージを与えます。不衛生なダニやカビ、菌の問題も発生します。

また、鳥の糞が太陽光発電の表面に付着すると、その部分の発電効率が低下しますから、故障しやすくなります。前述したとおり、太陽光発電は光が当たると発電する電池を直列に幾つも繋いだようなものです。1つの発電効率が低下しますとそこが発熱します。発電力が低い部分を避けるようなバイパス回路(バイパスダイオード)が故障していれば、火災が発生します。

蜂の巣が作られると大変危険なことは言うまでもないでしょう。蜂毒にアレルギーがある人が刺されると最短で15分で心停止に至ると言われています。戸建て住宅の場合、蜂の巣が作られそうな場所は他にも複数ありますが、わざわざ、その箇所をご自身で増やしてしまうようなことをすべきではないことはご理解いただけると思います。
眩しい
眩しく反射する太陽光発電パネル
ほとんどの場合、太陽光発電は最上階の屋根に取り付けられています。例えば現在、2階建ての戸建てにお住まいで2階の屋根に太陽光発電を設置していたとします。「もっと発電量を増やしたいなあ」と思い、1階の屋根に太陽光発電を設置したらどうなるでしょうか。間違いなく近隣から「眩しい」、「太陽光の反射で部屋が暑い」といった苦情が寄せられることになるでしょう。太陽光発電の反射はかなり眩しいのです。最近の太陽光発電は性能も上がり、北側に取り付けても充分な発電量を得られるものもあります。しかし、北側に取り付けると反射光が地上側に向くため、かなりの迷惑になります。南側に取り付けると反射光は天側に向くのですが、高い建物と低い建物が混在する地域の場合、高い建物の方にご迷惑がかかることになります。

最大のデメリット屋根のメンテナンスが難しくなる

太陽光発電が設置されたスレート屋根を塗装
手が入るところまで塗装
どんな屋根でも定期的にメンテナンスが必要です。太陽光発電が設置されている場合、その部分はメンテナンスできませんよね。もちろん、外してメンテナンスすることは可能なのですが、料金も掛かる上にメーカーによっては「脱着を行った場合、保証の対象外になる」こともあります。太陽光発電を設置したところは直射日光もあたらないし、雨も直接かからないのだから、傷むスピードも遅くなるからメンテナンスまでの期間を長めにとって大丈夫とも考えられます。しかし、前述のように鳥が巣を作ることもありますし、太陽光と屋根の間に飛来したゴミが溜まることも考えられます。

また太陽光発電があると屋根リフォームの選択肢が狭くなる場合もあります。まず屋根カバー工法が難しくなります。屋根カバー工法自体はできるのですが、太陽光発電を設置するためには屋根に穴を開けて固定しなければなりません。この時点でほとんどの場合、屋根材メーカーの保証対象外になります。しっかりと屋根工事を行っている業者も雨漏りリスクがあるため、こんな仕事は引き受けたくないというのが実情です。では、屋根葺き替えはどうかというと、こちらも屋根カバーと同様で、屋根に穴を開けた時点でほとんどの場合、屋根材メーカーの保証対象外になります。

太陽光発電の寿命は20~30年と言われています。スレート屋根などとほぼ一緒ということです。太陽光発電を捨てる場合、産業廃棄物なのでお金がかかります。まだ前例が少ないため暫定的なのですが、経済産業省のデータでは1kWあたり1.7万円となっています。家庭用は5kW程度ですから、9万円程度の費用が必要になるわけです。
太陽光が普及した街
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太陽光発電パネルの重さは1㎡で12~16kg程度です。現在、主流のスレート屋根が1㎡で約20kg程度ですから、60~80%程度、重みが増すことになります。結構な重量増です。製造メーカーでは野地板の厚みが12mm未満の場合は設置することを推奨していません。これを守らないと保証の対象外となることもあります。また、架台を設置する場所を「垂木」をしている製造メーカーもあれば、「野地板」でも大丈夫としているところもあります。垂木をしてしているメーカーで野地板に固定してしまうと保証の対象外となることもあります。

豪雪地帯の1つである金沢市公式ホームページではお家が築14年以内の場合、雪下ろしの目安は屋根への積雪100cmと記載されています。それが築54年以上になると60cmまで低下します。雪の重さは1㎥あたり新雪でおよそ50~150kg、降り積もって固まった雪の締り雪や粗目雪だと最大で500kgに達します。太陽光発電パネルの表面は硬質ガラスですので、雪が滑りやすく、屋根への雪止め設置は必須となります。

基本的にどんな屋根であっても垂直方向の重みには強いのですが、これが地震などの横揺れになると話は別です。地震の際、太陽光発電を載せることを前提に設計した屋根でない限り、60~80%の重量増に耐えられるかかなり疑問です。ハウスメーカーもある程度の余裕は持たせた設計にしているでしょうが、それがどこまでかは分かりません。太陽光発電を載せることを前提していない既存住宅に設置した場合、耐震性はかなり低下すると考えておいた方が良さそうです。
屋根葺き替え813,000円~(消費税・諸経費別)屋根カバー工事698,000円~(消費税・諸経費別)

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      u様 千葉市美浜区 工事前アンケート
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      そろそろ屋根塗装の年数になるので何かいい方法がないかさがしていました。

      Q2.業者や工事会社をどのように探しましたか?
      インターネットで屋根工事を知り、評判の良い会社を探しました。

      Q3.当社を知りすぐお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
      すぐに問合せをしました。

      Q4.何が決め手となり当社にお問い合わせをされましたか?
      カバー工法のエコグラーニ(オニキス)が気に入り、問合わせてもらいました。

      Q5.実際に当社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
      ていねいな説明でよかったです。



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