瓦の浮きや割れ・ズレには注意、定期的に瓦屋根のメンテナンスをしましょう
更新日 : 2021年06月15日
更新日 : 2021年06月15日
瓦屋根は他の屋根材に比べて耐用年数が長く長寿命な屋根材です。そのため瓦屋根にお住いの方の中にはどうしても瓦屋根の点検やメンテナンスを怠りがちになってしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしいくら耐用年数が長い瓦屋根でも経年劣化により瓦の浮や割れ、ズレ、漆喰の劣化といった症状は出てきます。そこでこのページでは瓦屋根の劣化症状や症状別のメンテナンスについてご紹介いたしまし。
このページはおおよそ5分で読むことができます。
瓦屋根の劣化症状
棟瓦の歪み
屋根の頂点、屋根面と面が重なる頂点部分を棟と言います。そこに施工されている瓦を棟瓦と言います。この棟瓦が少しでも歪んでいる場合は注意が必要です。徐々に歪みが大きくなり最終的には崩れてしまうことがあります。
瓦の割れや欠け
雹や強風時の飛来物、アンテナの倒壊などによって瓦が割れてしまったり欠けてしまったりすることがあります。そのまま放置しておくと割れや欠けた部分から雨水が浸入し雨漏りをすることがあります。
割れた状態を放置しておくと他の瓦がずれてしまったり干渉してしまったりして他の部分も破損してしまうことがあります。また破損した場所から雨水が浸入してしまうと防水紙や野地板を傷めてしまい最終的には雨漏りにつながります。
瓦のズレや外れ、浮き
地震や強風で瓦が動き外れてしまったりずれてしまったりしてしまうことがあります。
しっかりと固定されていない状態ですので落下する危険性もあります。また外れてしまったりずれてしまったりするとその箇所から雨水が浸入し雨漏りに繋がります。
漆喰の剥がれと崩れ
瓦と瓦の隙間を埋めている漆喰が剥がれたり崩れたりするとその部分から雨水が浸入します。また瓦を固定している力が弱くなっていきますのでちょっとした風や地震でも瓦がずれたり落下したりする危険性が高まります。コンクリートのような白い塊が屋根から落ちてきた、またはベランダや庭で見つけたら漆喰が剥がれてしまっている証拠かもしれませんので早めに専門業者に点検してもらうことがおすすめです。
漆喰の耐用年数は約20年程度となります。漆喰のひび割れや剥がれなどの目に見える劣化がなかったとしても経年で徐々にひび割れや剥がれが起こります。ですので瓦屋根で現在築20年ほどの経過している場合は一度点検を行うことがお勧めです。
瓦屋根の劣化別メンテナンス
漆喰詰め直し、瓦一部交換
漆喰の痛みが軽度な場合は劣化した部分を取り除き詰め直します。瓦が一部割れてしまっている場合は部分交換を行います。
棟取り直し工事
漆喰の剥がれと崩れが進んでしまい棟瓦が歪んでいる場合や固定する強度に問題が出てきた場合は棟瓦を一度取り外し積み直しを行います。すべての棟瓦を取り外し再び積み直しますので漆喰詰め直しや瓦の部分交換よりはメンテナンス費用が高くなります。
屋根葺き直し工事
瓦屋根は優れた耐久性を持つ屋根材です。漆喰や瓦のズレなどのメンテナンスの仕方によってはその下の防水紙や野地板が先に劣化してしまうこともあります。そうなると一度瓦を全て取り外し防水紙や野地板の補修交換を行ってから再び瓦を積み直す工事が必要となります。既存瓦が廃盤となっており葺き直しできない場合などもありますのでその場合は葺き替えを検討することもあります。
屋根葺き替え工事
瓦と下地の両方の劣化が著しい場合は屋根の葺き替え工事を行います。これまでの瓦の廃材処理費や新しい屋根材の材料費、工事費がかかりますのでメンテナンス費用は上記でご紹介した費用よりも高くなります。
最近は頻繁に起こる地震により耐震性を考え瓦の老朽化とは関係なく重い瓦から軽い金属屋根に葺き替えを検討する方も増えてきています。
台風・強風後に多い瓦屋根の被害
台風や強風後は瓦屋のお住いからのお問い合わせが多くあります。なぜ台風後や強風後に瓦屋根の被害が多いのか。その原因は瓦屋根の施工方法にあります。スレートや金属屋根は屋根材を固定する際に専用のビスを使用し直接屋根の下地に屋根材を固定していますが、瓦屋根の場合は瓦桟という角材に瓦をひっかける形で瓦を重ねて屋根を施工しています。釘などで瓦を固定しているわけではないのです。ですので台風などの強風時に影響を受けやすく瓦の一部分が飛散してしまったり、地震時に瓦がずれてしまったりしてしまうのです。
ちなみに防災瓦やガイドライン工法で施工されている瓦屋根は釘やビスで固定されています。
まとめ
瓦屋根は高耐久で塗装によるメンテナンスも不要ですのでつい瓦屋根の点検やメンテナンスを怠りがちですが、定期的に点検とメンテナンスを行う必要があります。点検やメンテナンスを怠ると雨漏りを引き起こす場合もありますし、雨漏りを引き起こした場合はメンテナンス費用も高くなってしまいます。
街の屋根やさん千葉では瓦屋根の点検やご相談、必要な工事のご提案、お見積もりを無料で承っております。現在瓦屋根のお住いの方はぜひお気軽にご相談ください。
関連動画をチェック!
屋根葺き直しとは?瓦屋根雨漏り解消方法【アメピタ!】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
街の屋根やさんは千葉県以外にも東京都、神奈川県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方の地域の街の屋根さんをお選びください。
屋根葺き替え 瓦屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 棟瓦取り直し 漆喰詰め直し 雨漏り修理 防水工事 雹災害に関連する新着ブログ
【ガルバリウム】立平葺きの屋根が雨漏りに強い理由を解説!
ベランダやバルコニーからの雨漏りを防ぐ防水工事
千葉市若葉区桜木で屋根葺き替え工事を行いました(㎡/11,000円~)
屋根葺き替え 瓦屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 棟瓦取り直し 漆喰詰め直し 雨漏り修理 防水工事 雹災害に関連する新着施工事例
屋根葺き替え 瓦屋根工事 金属屋根工事 屋根葺き直し 棟瓦取り直し 漆喰詰め直し 雨漏り修理 防水工事 雹災害を行ったお客様の声一覧
屋根の葺き替えまたはカバー工法をご検討中の野田市山崎梅の台W様邸で点検!アンケートをご紹介
Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
中古物件を買ってメンテナンスの時期が来ていたので他の箇所のリフォームを併せて屋根もやろうかと思い。
Q3.弊社をどのように探しましたか?
インターネット
Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
はい
Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
多数の工事をされていて経験豊富そうだったので。
Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
聞きたかったことに答えて下さりありがたかったです。