要注意、房総沖でスロースリップによる地震が群発
更新日 : 2021年05月13日
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この1週間、千葉県の東側では群発地震が続いています。有感地震も頻発しているということで、かなり心配している方もいるでしょう。この群発地震が今後の大きな地震に繋がるのかは不明ですが、NHKでは引き続き、警戒を呼びかけています。報道によると今回の地震はスロースリップが原因とされています。
スロースリップとは文字通り、「ゆっくり滑る」ということで、1週間くらいかけてプレートが10cm程度動く現象です。1週間くらい10cmというとかなり遅い動きですが、プレートが動けば歪みが発生しますから、やがては地震が発生します。簡単に言うと地震はプレートが動いたために起こる、動いたために歪みが破壊されて起こる、歪みが元に戻ろうとして起こるの3種類があり、何百キロものプレートが動いているのですからこれらが複合的に起こって揺れが起こるのです。
群発する地震、何とも不気味です。気象や地震が厄介なのは過去のデータが詳細に蓄積されていないからなのです。「明日の天気や次の大地震がないなんて現代の科学も大したことない」という人もいますが、それは過去のデータが詳細に蓄積されていない、観測機器の技術が進んでいなかったことが原因です。気象衛星が実用化されて半世紀程度ですし、精度の高いGPSが普及しはじめから10年も経っていません。
いざという時の備えだけはしておきましょう。今は梅雨時期ですから、それに備えた装備も必要です。
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