屋根や外壁に使われていた生子板とは?

更新日:2017年1月10日
地方によってはおせち料理にも入っているというナマコ、ナマコと聞くと建築では海鼠壁を思い浮かべることがほとんどでしょうが、実は他にもナマコ(生子)と呼ばれる建材があることをご存知でしょうか。最近ではあまり見かけませんが結構、ポピュラーな建材です。ヒントはナマコと呼ばれる形状にあります。
お節料理のナマコ酢
正月料理のナマコ酢 その姿が俵に似ていることから縁起が良い食べ物とされている
なまこ壁とお雑煮
海鼠というよりもかまぼこの形状に近い漆喰の海鼠壁 こちらのかまぼこもお節料理で日の出を象徴すると言われている
正解は波形の溶融亜鉛鉄板、トタンのことです。昔は波形ならばスレートでも生子板と呼んでいたらしいのですが現在、狭義では溶融亜鉛鉄板のことを指すのだそうです。

組み合わせて使うことから、平らだったり、直角がしっかり出ていたりするものが多い建材の中では確かに形状はナマコに近いような気もしますが… 普通に「波板」と呼んでくれた方が分かりやすいですよね。
トタン屋根
トタン屋根
トタンの建物
外壁にもトタン
現在でもこのような波形をした金属板は販売されていますが、めっき成分に亜鉛だけでなくアルミなどを混ぜたガルバリウムのものも多くなっています。見た目はある種の懐かしさを感じる建材ですが、構成される成分は変わってきており、耐用年数も長くなってきているのです。

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