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更新日：2019年5月5日

四街道市栗山で行った築１5年が経過した化粧スレート屋根の調査の様子をご紹介します。「屋根の色褪せや変色が気になるのでメンテナンスをした方が良いか点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。化粧スレートは塗装で保護されておりますが、経年により徐々に塗膜が剥がれて劣化してしまいます。劣化する原因としては、太陽光や紫外線、風雨や砂埃などの外的影響です。この外的影響により、塗膜が剥がれて塗料の保護機能である防水機能などが低下してしまうのです。ですから、スレート屋根は定期的に屋根塗装を行い、防水性や耐久性を保持する事を心掛けでください。

防水性が低下するとスレートは雨水を吸収しやすくなります

塗膜が剥がれ防水機能が低下したスレートは雨水を吸収しやすくなるので、水分を好む苔や藻、カビが発生してしまい、お問い合わせのきっかけとなった屋根の変色に繋がるのです。美観を損なうだけではなく、防水機能の低下も進行してしまいますので塗装で保護する必要があります。

塗膜の剥がれが更に進行してしまい、スレートの素地が露出している部分を発見しました。素地が露出している部分は塗膜がありませんので防水機能を失っている状態です。防水機能を失ってしまうとスレートの耐久性が低下し、ひび割れや欠け、反りなどの不具合に繋がりますので、色褪せてきたり、苔や藻などで変色してきた屋根は塗装でのメンテナンスが必要です。

スレートは雨水の吸収や乾燥を長期間繰り返すと反りが発生してしまいますが、こちらのお客様邸では見られませんでした。スレートは一度反ってしまうと塗装では平らに直せません。また、反ってしまう事によりスレートとスレートが重なっている部分に隙間が生じてしまいますので、雨水が吹き込みやすくなってしまいます。雨水が吹き込んでしまうとスレートの下に敷設されている防水紙が雨水に晒されてしまいますので劣化の進行が早くなり雨漏りの原因になる場合があります。ですから、スレート屋根は屋根が色褪せてきたら定期的に塗り替えてあげる事により、屋根の寿命を延ばし、お家の寿命も延びる事に繋がります。お客様には調査の報告をし、屋根塗装工事をご提案しました。