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不思議な割れ方と欠け方をしている瓦|君津市

更新日:2018年1月13日
立派なお家であっても、築年数に応じてメンテナンスをしてあげなければいけません。今回、訪れた君津市のお客様のお家はとても立派な造りでしたが、築年数は古めで屋根のメンテナンスを必要としていました。惚れ惚れするような和風のお家です。屋根はもちろん瓦屋根で、いぶし瓦が使われていました。
立派な造りの日本家屋
見てください。この軒や庇の造りを。建材を見せる造りで、昔ながらの邸宅です。これだけでも相当なものです。門構えもとても立派で、広いお庭もとても素敵です。ただ、瓦屋根の方はかなり傷みが出ていました。
まだらな色が美しいいぶし瓦の屋根
瓦のずれ
いぶし瓦の色が変化し、独特の色を出しています。それがまだらになっており、とても素敵な色合いになっているのはいいのですが、これはちょっと心配なケースです。棟が歪んでおり、瓦の並びもズレが出てしまっています。
漆喰の剥がれ
不自然な欠け方をした瓦
漆喰も剥がれかかっており、結構な傷み具合です。それよりも何よりも衝撃的だったのは瓦が変な欠け方や割れ方をしていたことです。断定はできないのですが、昔に作られた瓦ですから、品質のばらつきが大きかったのでしょう。同じ屋根の面でも各瓦ごとに色の差があることがそれを示しています。また、変な欠け方や割れ方をしているのは傷がついたところに染みて凍った凍害の可能性があります。おそらく、漆喰がなどが剥がれて瓦の固定力が弱くなり、瓦が動くようなって傷ついたところに雨水が染みて、凍害を起こしたのでしょう。割れを起こす程の凍害ではなかったけど、弱くなった部分が再度、瓦が動いた際に削がれるように欠けたり、割れたりしていったものと思われます。
色落ちしたいぶし瓦は美しいものの、これだけ傷んでいるなると、健全に見えるような瓦も再利用することはできません。ご提案はもちろん屋根葺き替えで、屋根材のお薦めは瓦になります。温暖な房総半島といえど、お客様のお家は山間にあるため、気温が低めの地域かもしれません。凍害のような形跡が見られたということはいぶし瓦よりも耐久性が高いとされている釉薬瓦の方がいいでしょう。艶のない釉薬瓦もありますから、素敵な外観を維持できると思います。

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