知ってお得!屋根の便利な豆知識

  普段に何気なく眺めている屋根ですが、近所のお住まいを見渡しただけでも、
様々な形、様々な材料が使われていることが分かと思います。
  また、グーグルアースなどでは世界中の屋根を眺めることができます。
素敵なデザインのものもあれば、ユニークでかわいらしいものもあります。

あなたの屋根はどのタイプ?

仕切り線

様々な屋根の形状

切り妻(きりづま)

切り妻(きりづま)

  最も見かける形状であり、一番普及しているタイプではないでしょうか。シンプルで施工もしやすく、木造住宅ではとても多い形です。和風・洋風どちらもOK

寄棟(よせむね)

寄棟(よせむね)

  こちらもよく見かける形状です。構造的に頑丈です。しかも、切り妻と較べると、屋根の総面積が同じでも、各面の面積が小さくなる(切り妻は2面、寄棟は4面)ため、風圧に対しても強いといわれています。

方形(ほうぎょう、宝形)

方形(ほうぎょう)

  建物本体が正方形で寄棟にしますと、ピラミッド型の屋根になります。寺院などで見られる建物本体が六角形で寄棟にした場合も方形と呼ばれます。上から見て屋根が六角形であれば「六注」、八角形であれば「八注」とも呼ばれます。

陸屋根(りくやね、ろくやね)

陸屋根(りくやね、ろくやね)

  平らな屋根です。使用している材料や工法にもよりますが、屋上を設けることも出来ますので、夢が膨らみます。ただし、木造では構造的な理由から、この形状は敬遠されることが多いようです。

片流れ(かたながれ)

片流れ(かたながれ)

  太陽光発電の影響を受け、ただ今増加中の形状です。発電パネルをより多く設置できるメリットがあります。

招き屋根

招き屋根

  切り妻屋根の片面を短くした形状です。これもまた、太陽光発電の影響を受け、ただ今増加中の形状です。

入母屋(いりもや)

入母屋(いりもや)

  寄棟の上に小さい切り妻を乗せたような形状で、切妻部分と寄棟部分が連続した一枚の面になっています。日本だけでなく、東アジアでも見られる伝統的な屋根の形状のひとつでもあります。切妻屋根は寄棟屋根より尊ばれ、その組み合わせである入母屋造はもっとも格式が高いとされています。京都の桂離宮などが有名です。

錣(しころ)屋根

錣(しころ)屋根

  形状は入母屋に似ていますが、切妻部分と寄棟部分の角度が違うのが特徴。大阪にある四天王寺金堂の2重目屋根や京都御所の紫宸殿などが有名です。錣とは、兜や頭巾などの下部に布や縅などを垂らし後頭部を保護する覆いのことです。

越屋根

越屋根

  換気、採光などの目的で屋根の上に小規模な屋根と屋舎を設けたものです。

差し掛け

差し掛け

  片流れを向きを変え、頂点の位置をずらして合わせたような形状です。また、一階部分の屋根(下屋)も差し掛けと呼ばれることがあります。デザイン的な効果だけでなく、屋根の間に採光窓を設けることで2階部分の居住性の向上にもつながります。

半切妻屋根(はんきりづまやね)

半切妻屋根(はんきりづまやね)

  切妻屋根の棟の両端の部分を垂直ではなく、斜めしたもの。道路斜線や日影規制など法的な制約から使われることが多い。

バタフライ

バタフライ

  蝶が羽ばたいているような形状です。V字形状の羽形状の屋根です。積雪地帯では落雪を防ぐため、採用されることが多いようです。デザインは優れていますが、内勾配で水が溜まりやすいので、こまめな点検とメンテナンスがかかせません。

鋸屋根(のこぎりやね)

鋸屋根(のこぎりやね)

  名前の通りで、真横から見ると鋸の刃の部分の形状をしています。連なっている垂直の壁部分に採光用の窓や開口部を設けられるので、工場に多く採用されてます。

M型屋根

M型屋根

  文字通り、M字方の屋根です。形状は鋸屋根に似ていますが、あまり見かけません。

マンサード屋根

マンサード屋根

  途中で勾配が変わる寄棟屋根です。17世紀のフランスの建築家フランソワ・マンサールが考案したといわれています。ほとんど見かけませんし、ギャンブレル屋根と混同されることが多いようです。

ギャンブレル屋根

ギャンブレル屋根

  途中で勾配が変わる切妻屋根。形状が将棋の駒に似ていることから、駒形切妻屋根、腰折れ屋根とも呼ばれる。ログハウスや北海道の牧場に多い。

かまぼこ屋根

かまぼこ屋根

  名前の通りかまぼこの形状の屋根です。R(アール)屋根とも言います。モダンなデザインです。

複合タイプの屋根形状

複合タイプの屋根形状

  複数の形状を複合したタイプです。屋根を複雑に見せ、豪華な印象を与えることが出来ます。

屋根の勾配とデザイン

仕切り線

  普段はあまり気にされることはないでしょうが、屋根はその勾配と屋根材によって様々な制約を受けます。一般的に勾配がきついほど水切れがよく、雨漏りリスクが低減します。逆にゆるやかだと雨水が流れにくいので、雨漏りの危険性が高まります。

勾配がききつい 水切れが良い

雨漏りのリスクが低減

勾配がゆるやか 雨水が流れにくい

雨漏りの危険性が高まる

急勾配の瓦屋根

急勾配の瓦屋根

瓦は重いので
外れて落ちてきそうです

  各屋根材は勾配に対する許容値が細かく定められています。例えば、急勾配の屋根に瓦を葺いたところを想像してみてください。瓦は重いので外れて落ちてきそうです。ゆるやかな場合も水切れの観点から使える屋根材が限られてきます。ゆるやかな勾配には防水性の高い金属屋根が使われていることがほとんどです。金属の屋根材は防水性が高い、軽い、加工しやすいことから万能ということもできるでしょう。

軒天が外壁の寿命を決める?

仕切り線

  ほとんどのお住まいでは外壁から張り出している屋根部分があります。この天井部分は軒天と呼ばれており、張り出している部分が狭いお住まいと広いお住まいがあります。この張り出している部分も屋根の形状や素材によってある程度決まっているのですが、広いほうが外壁の寿命を長くできそうです。
  広い場合、外壁に日が当たりにくくなりますし、雨のかかる面積も少なくなります。狭い場合はその逆になりますので、劣化のスピードが早まります。ただし、広いとそれだけ重量が嵩んでしまうので、耐震性については難点となります。

日陰の範囲が広い

外壁の寿命を長くできる

日陰の範囲が狭い

外壁の劣化が早まる

屋根に合った雨樋を

仕切り線

■屋根を上から見たときの雨水の流れ

[ 寄棟 ] 4方向へ流れる

[ 寄棟 ] 4方向へ流れる

1方向に流れる雨水は少ない

同じ雨量でも
雨水は4方向へ分散される

[ 切り妻 ] 2方向へ流れる

[ 切り妻 ] 2方向へ流れる

1方向に流れる雨水は多い

同じ雨量でも
雨水の流れは2方向のみ

  切り妻と寄棟を想像してください。屋根の総面積が同じだとして、雨が降っているとします。より大きな雨樋が必要なのはどちらでしょうか?
  答えは切り妻となります。切り妻は屋根が2面、寄棟は4面です。同じ雨量を2面で受ける場合、4面で受ける場合に較べて排水性能の高い雨樋(大き目)が必要になります。同じ理由で片流れの場合はもっと大きなものが必要となります。

塗料についても知っておこう

仕切り線

これからの塗料はお住まいの保護と美観の保持だけじゃない
プラスの快適機能が当たり前の時代に

  これまでの屋根塗装と外壁塗装の多くは家屋内部への浸水を防ぐ、美観を保持するといった理由が大半でした。近年、これに快適機能をプラスするという目的も加わりました。
  遮熱塗料で塗れば、夏を涼しく快適に過ごせます。光熱費の節約にもなります。
  耐汚染塗料で塗れば、お住まいが汚れにくくなります。汚れても降雨で洗い流せます。綺麗が長続きします。
  最近は、屋根を遮熱塗料、外壁を耐汚染塗料で塗り替えるお客様が増えています。

保護 美観プラス快適機能

高圧洗浄を行った部分は苔が取り除かれている

[水圧]
150kgf/c㎡

水道水のおよそ
25~75倍

  屋根や外壁を塗装する際には必ず【高圧洗浄】を行います。汚れや古くなった塗膜を洗い流し、塗料の接着をよくするためです。
  高圧洗浄とは水を噴きつけるだけなのですが、ホースでかけるのとはワケが違います。まず、水圧。何と約150kgf/c㎡。水道水のおよそ25~75倍に相当します。そして、水流。ただ水を吹き付けるのではなく、回転をかけることができるのです。塗装面にこびりついたカビや汚れを「洗う」というより「削ぎ落とす」という感じです。劣化している部分は破損させてしまう恐れがあるので、水圧を落として洗浄します。
  高圧洗浄機にはガソリンエンジンや電動式のものがあります。
  苔やカビが酷い場合はバイオ洗浄を行います。バイオ洗浄液を噴きかけて充分浸透させた後に高圧洗浄を行います。

塗る部分と塗料をくっつける接着剤シーラー

仕切り線

  下塗りに使われる塗料がシーラーです。屋根や外壁と塗料をしっかりと密着させる接着剤のようなものです。最近の機能性塗料のほとんどが専用の下塗り材を使うよう、指定されています。

  また溶剤(油性・シンナー系)タイプと水性タイプの2種類があり、街の屋根やさんではそれぞれの特徴によって使い分けています。

溶剤タイプ
油性・シンナー系

  浸透性(含浸性)が高く、傷みがある場合に使います。塗装後、30~60分で乾燥し、水洗い(ホコリを落とす程度)で、次の塗装工程に入ることができます。ただし、有機溶剤特有の臭いを発します。また、現在塗装されている塗料の種類によっては、使用できない場合があります。

水性タイプ

  溶剤タイプに比べ、塗装時や乾燥中の臭いが少なく、環境に対する負荷も少ないです。溶剤タイプに比べ、乾燥までの時間がかかります(3~4時間程度)。下地の劣化が激しい場合には使えません。

もう一つの下塗り材 微弾性フィラー

仕切り線

微弾性フィラー

  シーラーと同じ下塗り剤で、僅かに弾性があります。屋根・外壁の細かなひび割れや小さな穴を1回塗るだけでカバーできる優れものです。防水性もあります。
  シーラーとの違いは、微弾性フィラーにはシーラーのような浸透して弱い下地を固める性質がない点です。旧塗装面が弱くなっていればその部分を剥がすなどしてからシーラーを塗り、その上に微弾性フィラーを塗ることになります。
  塗装する部分の状況によってシーラーだけで済む場合もあれば、微弾性フィラーを重ね塗りする場合もございます。街の屋根やさんでは状況に応じて使い分けています。

塗料の成分

仕切り線

  屋根と外壁の塗料は「塗装膜」(塗装により形成された皮膜)と「塗装膜にならない成分」から出来ています。
  塗装膜になる主成分は樹脂で、アクリル・ウレタンなどの合成樹脂が使われています。塗装膜になる成分のもうひとつは、色を出すための顔料で、塗装膜に厚みをもたせる役目も担っています。

  塗装膜にならない成分は樹脂や顔料を溶かしこむための溶媒です。油や水が用いられています。その他には顔料の沈殿防止剤、色分かれ防止剤、防腐剤、防カビ剤などそれぞれの塗料に応じて必要な添加剤がはいっています。

一口に塗料といってもいろいろある

塗料の種類

  現在、使用されている屋根・外壁塗料は大きく分けると
【アクリル樹脂塗料】【ウレタン樹脂塗料】【シリコン樹脂塗料】【フッ素樹脂塗料】の4種類になります。
また、溶剤(油性・シンナー系)タイプと水性タイプの2種類があり、溶剤タイプは1液タイプと2液タイプの2種類があります。

塗料の種類ってこんなにあるのね 目的に合った塗料を選びたいない
アクリル
樹脂塗料

  無色透明で、高温における変色に強く光沢保持性があります。電気絶縁性という特徴を持ちます。
  耐久年数が短いためか、屋根・外壁塗装の為の塗料としてはあまり使用されていません。耐久年数が短いので、定期的に点検・塗装が必要となります。短いスパンで塗り替えて、お住まいのイメージチェンジを楽しみたい人向けと言えそうです。

  もっとも一般的な塗料です。耐摩耗性、たわみ性がよく、床材などにも使用されており、耐候性、耐水性、耐油性にも優れています。
  鋼材、亜鉛鍍金面、アルミ、モルタル・コンクリートにも塗装可能で、木部との相性が非常に良いです。

ウレタン
樹脂塗料
シリコン
樹脂塗料

  塗装膜の表面がガラス質になるため光沢があり、塗装表面が硬いのが特徴です。塗装膜の膨れや剥がれが少なく、建物の内部結露を防止する効果もあります。防水性、防汚性が高く、耐久性も十分です。
  品質に対して価格がお手頃なのも特徴です。コストパフォーマンスが高いので、お薦めの塗料です。

  もともとは一般住宅向けではなく、ビルやマンションなどの長期間塗り替えをしないことを前提にした建物で使用する塗料です。光沢感があり汚れにくく、耐候性、耐久性を両立させていることが特徴です。高価ですが、長持ちが一番という方にお薦めです。

フッ素
樹脂塗料
棟板金の釘の浮き
どっちが高性能
水性タイプと溶剤タイプ
水性と溶剤

  塗料を水(清水)に溶かすものを水性タイプ、シンナーを混ぜて溶かすものを溶剤タイプといいます。どちらも耐久性はほぼ同じ(商品によっては溶剤の方が耐久性があると記述されているものもあり)です。溶剤はシンナーを使用するため、環境面から問題視する声も上がっています。どちらも長所と短所があるので、一概にどちらが優れているとは判断し辛いでしょう。

1液タイプと2液タイプ
1液タイプと2液タイプ

  1液タイプはそのまま使用できる塗料です。2液タイプは「硬化剤」を混ぜて使用する塗料です。
 1液タイプは扱いやすく、余ってしまっても廃棄せず保管出来ますが、2液タイプは余ってしまった分については廃棄するしかありません。
  一般的に2液タイプの方が性能が高いと言われていますが、近年では1液タイプでも2液タイプに匹敵する性能を持つ商品が開発、販売されています。

「塗料の見方」

商品名の最後についているローマ字には意味があります。

1

「サーモアイSi

Sisilicone(シリコン) の略。
シリコン塗料だということが分かります。

2

「ナノコンポジットW

Wwater paint(水性塗料) の略。
環境に優しい水性塗料だということが分かります。



■お住まいの屋根工事ここがポイント

■点検・お見積り・ご相談無料!

ご不明点やご相談など屋根のことなら何でもお問い合わせください。


点検・お見積り・ご相談無料!お気軽にお問い合わせください!